香港大引:ハンセン1.2%安で4日続落、半導体セクターに売り

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2026年06月08日 18:00  サーチナ

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サーチナ

 週明け8日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比304.89ポイント(1.22%)安の24657.06ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が95.27ポイント(1.13%)安の8341.36ポイントと4日続落した。ハンセン指数は3月23日以来、約2カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。売買代金は3639億7470万香港ドル(約7兆4432億円)に拡大した(5日は3428億540万香港ドル)。
 投資家心理が悪化する流れ。5月の米雇用統計が大幅に上振れる中、年内の米利上げ観測が浮上している。CMEフェドウオッチ(政策金利が変更される確率)では、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げする確率が68.4%と前日の52%から大幅に上昇した。香港の金融政策は米国に追随するため、域内金利の上昇も懸念されている。中東情勢の不透明感も重し。イランは日本時間8日早朝、イスラエルがレバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラに対する攻撃を続けているとして、4月の停戦発効以来初めてイスラエルにミサイル攻撃を実施した。イスラエル軍は報復措置として、トランプ米大統領の自制要請にもかかわらず、イランの軍事施設を攻撃。WTI原油先物は8日の時間外取引で急反発している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が7.6%安、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が7.2%安、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が6.3%安と下げが目立った。
 そのほか、ハンセン指数構成銘柄に本日付で3銘柄が新規採用。それぞれの値動きは、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(2600/HK)が5.9%安、グローバル物流サービスの極兔速逓環球(1519/HK)が2.6%安、抗がん剤バイオベンチャーの百済神州(6160/HK)が0.1%高など。今回の定期見直しでは、除外銘柄がなかったため、構成銘柄は90→93銘柄に増加している。
 セクター別では、半導体が安い。蘇州貝克微電子(2149/HK)が7.9%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が6.8%、愛芯元智半導体(600/HK)が6.6%、瀾起科技(6809/HK)が5.8%ずつ下落した。
 空運セクターも急落。中国東方航空(670/HK)が6.2%安、中国南方航空(1055/HK)が4.7%安、中国国際航空(753/HK)が3.8%安で引けた。業績懸念が強まる。国際航空運送協会(IATA)が7日の年次総会で公表した「2026年報告書」によると、世界の航空業界の利益見通しは従来予想からほぼ半減。中東の紛争が燃料費や航空需要に打撃を与えていると説明された。
 半面、建機セクターはしっかり。三一重工(6031/HK)が7.7%高、中国龍工HD(3339/HK)が4.9%高、中聯重科(1157/HK)が3.5%高と値を上げた。業績期待が強まる。5月の建機売り上げは市場予想を上回り、内外の需要が引き続き好調に推移していると伝わった。
 本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.70%安の3959.34ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。産金・非鉄、空運、インフラ関連、不動産、医薬、公益、自動車、消費なども売られた。半面、石油・石炭の一角はしっかり。銀行・保険の一角や通信も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)

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