布袋寅泰、新ギターブランド設立　亡き盟友らの意志を継ぎ「次世代のプレイヤーたちに」【コメント全文】

　ギタリストの布袋寅泰が17日、自身のSNSを通じ、新たなギターブランド「Zodiac NEO」を設立したと発表した。

【写真あり】布袋寅泰、ギターへの思い告白「僕のプレイスタイルを更新し続けることができた」

　布袋ははじめに「僕のギタリストとしての歴史に欠かせない布袋モデルは、コンコルドヘッドにEMGのピックアップと手描きの幾何学模様ペイントという、それまでのテレキャスターのイメージを一新する斬新な発想のもと、1985年にフェルナンデスの協力のもと誕生しました」と回顧。

　続けて「初期布袋モデルの開発にも関わった松崎淳氏がフェルナンデスから独立しZODIACWORKSを立ち上げたのが1992年」と振り返りながら、「時代と共に変化する僕のプレイスタイルを更新し続けることができたのは、フェルナンデス社と松崎氏を初め多くの方々の支えと協力があったからこそと感謝しています」と感謝した。

　布袋モデル「TC-HOTEIシリーズ」を手がけたことで知られるZODIACWORKSの創業者で、2022年2月に出張先の福岡で死去した松崎淳さんと、先日事業停止と破産が報じられたギターブランド「フェルナンデス」に対し、「松崎氏の訃報が届いたのが2022年。そして先日フェルナンデスの事を知り、とても寂しく残念に思います」と思いを馳せた。

　この日の発表では、「先人たちの意志を継ぎ次世代のプレイヤーたちにつなげると同時に、ジャパニーズ・クラフツマンシップの技と力を世界に伝えたい」という思いのもとで「“Zodiac NEO”プロジェクトがローンチされました」と報告。松崎さんの死去に伴って23年に閉業したZODIACWORKSのクラフトマン・播木努氏をマスタービルダーに招き、新たなギターブランド「Zodiac NEO」として“復活”させると告げた。

　発表と併せて、同ブランドのホームページもオープン。記念すべき1stモデルとして、5月15〜16日に東京ドームで開催されたCOMPLEX『日本一心』公演で使用された布袋の新シグネチュアモデル「Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Model」を今年冬に発売予定であることも伝えた。

　布袋は最後に「フェルナンデスとの出会いからもうすぐ50年。時代が変わろうとも、ギターの魅力は普遍的で色褪せることはない、と僕たちは信じます」と結んでいる。

■布袋寅泰コメント全文
僕のギタリストとしての歴史に欠かせない布袋モデルは、コンコルドヘッドにEMGのピックアップと手描きの幾何学模様ペイントという、それまでのテレキャスターのイメージを一新する斬新な発想のもと、1985年にフェルナンデスの協力のもと誕生しました。

そして初期布袋モデルの開発にも関わった松崎淳氏がフェルナンデスから独立しZODIACWORKSを立ち上げたのが1992年。時代と共に変化する僕のプレイスタイルを更新し続けることができたのは、フェルナンデス社と松崎氏を初め多くの方々の支えと協力があったからこそと感謝しています。

松崎氏の訃報が届いたのが2022年。
そして先日フェルナンデスの事を知り、とても寂しく残念に思います。

先人たちの意志を継ぎ次世代のプレイヤーたちに繋げると同時に、ジャパニーズ・クラフツマンシップの技と力を世界に伝えたいという思いと共に準備してきた新たなギターブランド"Zodiac NEO"プロジェクトがローンチされました。フェルナンデスとの出会いからもうすぐ50年。時代が変わろうとも、ギターの魅力は普遍的で色褪せることはない、と僕たちは信じます。

布袋寅泰