米ベイン「TOB撤回も選択肢」=富士ソフト争奪戦、KKR勝利か
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2025年02月11日 11:01 時事通信社
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米投資ファンドのベインキャピタルは11日までに、富士ソフトへのTOB(株式公開買い付け)について「撤回することも選択肢に含め、今後の方針を慎重に検討している」との声明を公表した。富士ソフトに対しては、米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)がTOBを行っており、両者の間で争奪戦となっていた。
ベインは、KKRを上回る1株9600円で2月上旬までにTOBを開始する計画を公表していた。声明によると、5日のTOB開始へ準備を進めていたところ、KKRが4日に買い付け価格を9850円に引き上げると発表。このままでは成立が見込めないとして見送りを決めた。
ベインは「いかなる提案が富士ソフトや株主らにとって最適か検討している」と説明した。
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