商品券配布を巡る石破首相発言要旨

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2025年03月14日 10:01  時事通信社

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時事通信社

石破茂首相=10日、国会内
 石破茂首相が13日深夜と14日午前、自民党議員への商品券配布を巡り、記者団に語った発言の要旨は次の通り。

 【13日深夜】

 3月3日に党所属の当選1回の衆院議員15人と会食したが、それに先立ち出席議員の事務所に商品券を届けた。会食の土産代わりに、家族へのねぎらいなどの観点から、私自身のポケットマネーで用意したものだ。政治活動に関する寄付ではなく、政治資金規正法上の問題はない。私の選挙区に住んでいる人もいないので、公職選挙法にも抵触しない。法的に問題ないと認識しているが、大勢の人に心配をかけ、大変申し訳ない。

 ―他の会合でも商品券を配ったか。

 ありがとうという趣旨で渡したことはある。(今回が初めて)ではない。

 ―今回の会食は政治活動ではないのか。

 党総裁として「苦労を掛けてすまなかった」ということで、政治活動とは関係ない。

 ―社会通念上、理解されると考えるか。

 政治活動とは次元の異なるものだ。

 ―配布は自身の指示か。

 そうだ。どなたからの指示に基づくものでもない。

 ―自身の進退に影響するか。

 法に何ら抵触するものではない。

 ―国民の政治不信につながったと考えるか。

 そうであれば申し訳ないことだ。

 【14日午前】

 昨晩から今朝にかけて多くの報道を拝見している。これは会食の土産代わりで、(新人議員は)選挙、日々の活動に家族が大変に苦労し、全く自分の時間もない中で一生懸命努力しているので、私のポケットマネーから渡した。

 政治活動に関する寄付では全くない。政治資金規正法の問題には当たらない。私の選挙区の方は一人もいない。公職選挙法の規定に抵触することでも全くない。違法性はないものと考えている。

 大勢の方々に迷惑や心配をかけていることは非常に申し訳ない。その点は深くおわび申し上げる次第だ。 

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