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今日23日(日)、高知に続き、熊本でも桜(ソメイヨシノ)が開花しました。平年より1日遅く、昨年より3日早く開花しました。また、愛媛県宇和島市(日本気象協会の独自地点)でも桜が開花しました。
●高知に続き 熊本や宇和島(愛媛県)でも桜が開花
今日23日(日)、気象庁がソメイヨシノの開花を観測している標本木の中では、全国のトップを切って高知で桜(ソメイヨシノ)が開花し、続いて熊本でも桜が開花しました。熊本の開花は平年(3月22日)より1日遅く、昨年(3月26日)より3日早い観測です。
今日の熊本は朝からよく晴れて、15時までの最高気温は22.5℃と日中は季節先取りの陽気となっています。このあとも気温の高い状態が続く見込みで、桜がさらに咲き進むでしょう。
また、愛媛県宇和島市でも桜が開花しました(宇和島は気象台の標本木ではなく、自治体・公園などの協力機関から観測データを得ている日本気象協会の独自地点です)。
●桜の開花日とは
桜の開花日とは、標本木で5〜6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日です。なお、胴咲き(枝ではなく幹や根から咲く)による開花は、通常の開花とは異なるプロセスによると考えられることから、5〜6輪に含まれません。
観測の対象は多くの地域でソメイヨシノです。ただ、ソメイヨシノが生育できない地域である沖縄県から名瀬にかけてはヒカンザクラ、北海道地方の一部ではエゾヤマザクラが観測されています。
一般的に、桜は咲き始めてから1週間程度で満開を迎えます。ただし、寒冷な地方ほど開花から満開までの期間は短く、東北北部では開花から満開までは4から5日程度と短くなります。
開花から10日くらいは花がしっかりと付いているため、強い雨や風で散ることは、ほとんどありません。花吹雪になるのは開花してから10日以上たってからです。よほど強い雨が降ったり、強い風が吹いたりしなければ、桜は開花から3週間くらいは楽しめることが多くなります。さらに、その期間に気温が低いと花は長持ちして、場合によっては1か月くらい楽しめることもあります。
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