「第34回日本映画批評家大賞」発表 作品賞は呉美保監督の『ぼくが生きてる、ふたつの世界』 吉沢亮、河合優実ら受賞

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2025年04月24日 12:00  ORICON NEWS

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「第34回日本映画批評家大賞」キービジュアル
 2024年に公開された日本映画作品を対象とした「第34回日本映画批評家大賞」の各受賞タイトル・受賞者が発表された。最も優れた映画作品におくられる「作品賞」には呉美保監督の『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が選ばれた。

【全身カット】品ある…!シックなグレーのセットアップで登場した吉沢亮

 今年度は、きらりと光る才能の片鱗がうかがえる各「新人賞」、卓越した映画技術が光った各「技術賞」、作品・個人のみならず映画に貢献する映画事業から劇場や文化拠点まで幅広く授与対象とする「特別賞」、往年の功績を称えるとともに、さらなる活躍を期待する「ゴールデン・グローリー賞」、「ダイヤモンド大賞」など16賞が18組に授与される。

 監督賞 は入江悠監督(『あんのこと』)、主演男優賞は吉沢亮(『ぼくが生きてる、ふたつの世界』)、主演女優賞は河合優実(『あんのこと』)が受賞。ドキュメンタリー賞には『大きな家』(竹林亮監督)、アニメーション作品賞には『ルックバック』(押山清高監督)が選ばれた。このほか、脚本賞は甲斐さやか『徒花-ADABANA-』、編集賞(浦岡敬一賞)は田端華子『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に決まった。

 女流映画評論家の第一人者である南俊子賞(新人男優賞)、小森和子賞(新人女優賞)、編集技師の名匠・浦岡敬一賞(編集賞)、北九州市の映画・芸能資料館設立者である松永武氏の名前を冠した松永文庫賞(特別賞)、日本映画の伝道師・水野晴郎賞(ゴールデン・グローリー賞)、日本映画批評家界の巨匠・淀川長治賞(ダイヤモンド大賞)など、賞タイトルに名前を冠し、映画を愛し貢献した映画人を表敬している。

なお、6月9日に、東京国際フォーラムで「第34回日本映画批評家大賞 授賞式」を開催する。

■「第34回日本映画批評家大賞」受賞一覧
◆作品賞:『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(呉美保監督)
◆監督賞 :入江悠監督『あんのこと』
◆主演男優賞:吉沢亮『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
◆主演女優賞:河合優実『あんのこと』
◆助演男優賞:綾野剛『まる』、森優作『ミッシング』
◆助演女優賞:忍足亜希子『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
◆ドキュメンタリー賞:『大きな家』(竹林亮監督)
◆アニメーション作品賞:『ルックバック』(押山清高監督)
◆新人監督賞:山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』
◆新人男優賞(南俊子賞):齋藤潤『カラオケ行こ!』、本山力『十一人の賊軍』
◆新人女優賞(小森和子賞):長澤樹『愛のゆくえ』
◆脚本賞:甲斐さやか『徒花-ADABANA-』
◆編集賞(浦岡敬一賞):田端華子『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
◆松永文庫賞(特別賞):東映剣会
◆ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):根岸季衣『サユリ』
◆ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):草笛光子『九十歳。何がめでたい』

このニュースに関するつぶやき

  • あんのことしか観てないや…もっと観たいなあ。年間四十回しか劇場行けないのはやっぱりさみしい。
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