限定公開( 1 )
4月13日の開幕から約1カ月が経ち、来場者数は早くも300万人を突破した大阪・関西万博。「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げ、各国が個性あふれるパビリオンを展開している。今月1日には、開館が遅れていたインド館もついにオープン、開館直後から長蛇の列ができ、注目を集めている。
そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、2025年大阪・関西万博に行った20〜69歳の男女250人を対象に「行ってよかったパビリオン」についてアンケートを行った。
同率で2位となったのは「日本館」と「アメリカパビリオン」。
「日本館」は、2021年に開催された東京オリンピックの聖火台デザインを担当した佐藤オオキ氏を総合プロデューサー/総合デザイナーに迎え、「循環」をコンセプトに展開している。「Plant Area」「Farm Area」「Factory Area」の3つのエリアで構成され、「Factory Area」ではごみから生まれたエネルギーや素材が「もの」へと生まれ変わる過程が展示されている。円環状の建物に3つの出入り口があり、建築の形状からも「循環」を感じる造りになっている。
《日本の文化を堪能することができて、ワクワクドキドキした》(50代男性/会社員)と、自国のことをより深く知ることができたというコメントや、《自然環境の大切さを感じた。特に日本の伝統的なものづくりがとても興味深かった》(60代女性/専業主婦)、《エネルギー技術など、最新のテクノロジーについての勉強になった》(40代男性/経営者)と、展示内容の充実も理由の一つのようだ。
|
|
「アメリカパビリオン」では「Imagine What We Can Create Together」(共に創出できることを想像しよう)をテーマに、つながりや宇宙探査などを体験できる5つの没入型エリアが展開されており、中でも「月の石」の展示が話題を集めている。2面の巨大スクリーンに挟まれたキューブが特徴的なパビリオンには、アメリカらしい料理が楽しめるレストランも併設されている。
《アトラクションみたいで楽しかった》(60代男性/会社員)、《ロケット打ち上げの疑似体験が良かったです》(50代男性/会社員)と、「アメリカパビリオン」でしか味わえない体験に感動したというコメントのほか、《月の石を見たことがなかった》(30代女性/会社員)と、やはり目玉展示である「月の石」が印象的だったようだ。《長く並んだ甲斐があった》(50代男性/会社員)という感想も。
第1位は「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」(株式会社バンダイナムコホールディングス)。
ガンダムで描かれている「宇宙世紀」を舞台に、来場者は臨場感あふれる映像と空間で「宇宙での暮らし」や「まだ実現していない科学技術」が体感できる。屋外に設置された、片膝を立てて腕を大きく上げる姿勢の約17mの実物大ガンダム像は2020年に横浜に設置され話題になった「動くガンダム」の外装が再利用され、実現した。「モビルスーツと共存する未来」を360度映像で体感できる空間など、ガンダムファンには必見のパビリオンだ。
《実物大ガンダムや宇宙エレベーターなどアニメで見た施設が再現されており良かった》(30代男性/会社員)、《ワクワクが止まらなかった》(50代男性/会社員)と、ガンダムの世界に没入できる空間として、ガンダムファンを中心に好評のようだ。また《近未来のゲーム映像世界に圧倒されて、これだけでも行ってよかったと思えた。もう1回行きたい》(30代男性/会社員)と、ソニーの触覚提示技術を活用し、繊細な感触を届ける「Haptic Floor」など、映像技術からも目が離せないというコメントも。
|
|
日本はもちろん、世界各地の文化と味が一堂に会する大阪・関西万博。すべてのパビリオンを巡って、まだ見ぬ感動と出会えることに期待したい!
動画・画像が表示されない場合はこちら
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。