ナイト爵位を授かったベッカム氏 [写真]=Getty Images 元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏に、ナイトの爵位が贈られることになった。13日、イギリス政府が発表した。
ベッカム氏はスポーツや慈善活動への貢献が高く評価され、ロックバンド『The Who』のロジャー・ダルトリー氏やオスカー俳優のゲイリー・オールドマン氏とともに、チャールズ3世からナイトの爵位を授与される。今後は“サー”の敬称で呼ばれることになる。
5月に50歳の誕生日を迎えたベッカム氏は、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードなどで活躍し、キャプテンを務めたイングランド代表では通算115試合に出場した。引退後の現在はインテル・マイアミの会長を務めており、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの獲得などMLSの発展に貢献している。また、現役時代からユニセフ(国連児童基金)の親善大使を務めるなど、社会貢献活動にも尽力してきた。
イギリスメディア『BBC』によると、ベッカム氏はナイト爵位授与を受けて次のようにコメントした。
「イースト・ロンドンで、愛国心が強く、英国人であることを誇りに思う両親や祖父母のもとで育った私は、このような本当に頭の下がる栄誉を受けるとは想像もできませんでした」
「母国のためにプレーし、キャプテンを務めたことは、私のキャリアの中で最大の名誉であり、文字通り少年時代の夢が叶いました」
「世界中で英国を代表し、困っているコミュニティを支援し、次世代を鼓舞している素晴らしい組織と仕事ができて幸運でした。私はこのような仕事ができることをとても幸運に思っていますし、充実感を与えてくれる仕事が認められたことに感謝しています」
「この知らせが身にしみるにはまだ少し時間がかかるでしょうが、この上ない誇りであり、家族と分かち合える感動的な瞬間です」