限定公開( 5 )
三菱UFJ銀行の支店の貸金庫から顧客の金品(計約3億9000万円相当)を盗んだとして窃盗罪に問われた元行員、山崎由香理被告(47)側は16日、懲役9年とした6日の東京地裁判決を不服として東京高裁に控訴した。
地裁判決は、山崎被告が2023年3月〜24年10月、練馬支店(東京都練馬区)と玉川支店(世田谷区)で、顧客6人から預かった金塊計約26キロ(時価総額約3億3000万円相当)や現金計約6145万円などを盗んだと認定した。
判決は「支店長代理など銀行から信頼されて与えられた責任ある立場を悪用した。短絡的に犯行を繰り返し、厳しい非難を免れない」と指摘していた。
検察側は「顧客の信用を裏切った前代未聞の犯行」として懲役12年を求刑。弁護側は被告が真摯(しんし)に反省しているとして懲役5年が相当だと訴えていた。【安達恒太郎】
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。