台風4号「非常に強い」勢力に発達 14日頃にグアム島直撃か 日本への影響は?

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2026年04月12日 11:47  日本気象協会

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台風4号「シンラコウ」は、今日12日(日)午前3時、トラック諸島近海で「非常に強い」勢力に発達しました。この後も高い海面水温の海域を北上するため更に発達し、明日13日(月)〜14日(火)には中心気圧920hPa、最大瞬間風速70メートルでグアム島付近を直撃するおそれがあります。グアムやサイパンなどマリアナ諸島方面は、災害級の暴風や大雨、高潮などに厳重な警戒が必要です。日本への影響は?

台風4号 海面水温30℃以上を北上し急速に発達

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台風4号「シンラコウ」は4月10日(金)午前3時にトラック諸島で発生しました。海面水温30℃以上と、平年より高い海域を北上しながら急速に発達し、今日12日(日)午前3時にトラック諸島近海で、「非常に強い」勢力に発達しました。「非常に強い」勢力に発達するのは今年初めてです。

12日(日)午前9時現在、中心気圧940hPa、中心付近の最大風速45m/s、最大瞬間風速65m/sで、トラック諸島近海を1時間に10キロの速さで北北西に進んでいます。

台風はこのあとも発達しながら北上し、明日13日(月)には中心気圧920hPa、最大瞬間風速70m/sが予想され、14日(火)にかけて「非常に強い」勢力でグアムやサイパンなどマリアナ諸島を直撃するおそれがあります。

「非常に強い」勢力とは?

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台風の強さとは最大風速で決まり、「非常に強い」勢力とは、最大風速が44m/s以上、54m/s未満のランクを指します。これは上から2番目の強さで、電柱が倒れたり、建物が損壊したりする大規模災害の可能性が非常に高い危険な状態です。

グアム島などマリアナ諸島付近では、災害級の暴風や大雨、高潮などに厳重な警戒が必要です。

日本への影響は?

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上の図は、日本気象協会が計算した数値シミュレーションをもとにした進路予想です。複数の進路があるのは、計算式に少しずつ異なる初期値を投入して複数の計算を行っているからです。この手法を使うことで、取り得る誤差の範囲や傾向を見ることができます。

グアム島などマリアナ諸島を通過した後の進路はまだ不確実ですが、進路によっては小笠原諸島に影響を与えるおそれがあるため今後の動向に注意が必要です。

また、本州付近には前線が停滞するため、台風周辺から湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になる可能性があります。最新の情報をこまめに確認して下さい。

4か月連続で台風が発生するのは11年ぶり

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今年は1月に台風1号、2月に台風2号、3月に台風3号、そして4月に台風4号と、毎月台風が発生しています。1月〜4月まで4か月連続で台風が発生したのは1955年、1965年、2015年の3回のみで、なんと11年ぶりのことです。1951年の統計開始以来、1月〜12月まで毎月台風が発生したのは2015年のみとなっています。

ちなみに1955年、1965年、2015年の年間台風発生数と上陸数をみると発生数も上陸数も平年を上回り、特に1965年の発生数は32個と統計開始以来6位タイの多さとなっています。また、1965年と2015年の夏はエルニーニョ現象が発生しています。今夏もエルニーニョ現象が発生する可能性が高くなっているため注意が必要です。

【台風の年間発生数(平年約25個)】
1955年:28個
1965年:32個
2015年:27個

【台風の年間上陸数(平年約3個】
1955年:4個
1965年:5個
2015年:4個

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