気象庁「高温に関する情報」発表 猛暑日1か月続き最長記録を更新中 暑さいつまで?

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2024年08月18日 16:56  日本気象協会

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日本気象協会

気象庁「高温に関する情報」発表 猛暑日1か月続き最長記録を更新中 暑さいつまで?

今日18日、福岡県の大宰府と兵庫県の郡家(淡路市)では31日連続、猛暑日になりました。国内のこれまでの最長記録を更新中です。気象庁は、高温に関する全般気象情報を発表し、熱中症など健康管理に注意するよう呼び掛けています。昼夜を問わず熱中症対策が必要な日は、9月に入る頃にかけて続くでしょう。9月7日の「白露(はくろ)」の頃になると、状況は変わり、朝夕はしのぎやすい日が増えてきそうです。



●福岡県の大宰府・兵庫県の郡家(淡路市) 猛暑日1か月も続く


今日18日午後4時までの最高気温は、福岡県の大宰府で37.5℃、兵庫県の郡家(淡路市)で36.3℃と、いずれも、7月19日から31日連続、最高気温が35℃以上の猛暑日になりました。国内のこれまでの最長記録24日(岡山県高梁市の陣山、2020年)を更新中です。


●気象庁「高温に関する全般気象情報」を発表


気象庁は、今日18日、高温に関する全般気象情報を発表しました。それによると、東日本では22日にかけて、西日本では24日にかけて、沖縄・奄美では25日頃にかけて、気温の高い状態が続くとのことです。熱中症など健康管理に注意するよう呼び掛けています。

東日本:北陸、関東甲信、東海
西日本:近畿、中国地方、四国、九州


●不快な暑さ 9月に入る頃にかけて続く


この先、北海道付近では、20日頃を中心に、東へ移動する高気圧の影響で、暑さが収まりますが、次の週末には札幌で最高気温が30℃近くまで上がるなど、暑さがぶり返すでしょう。

少なくとも9月に入る頃にかけて、日本の南で太平洋高気圧が西へ張り出す一方、北海道の北を低気圧が通過するなど、日本列島は、暖かい空気に覆われやすい状況が続きます。日本付近に季節をわける前線が延びることはあります。かといって、前線が通過した後に、秋の涼しい空気が広い範囲に流れ込むことは、なかなかなさそうです。
九州から東海、北陸を中心に、極端な暑さが続くことはなくても、最高気温が35℃くらいまで上がる日は、まだある見込みです。
夜になっても最低気温が25℃を下回らない日が続く所もあるでしょう。湿度も高めで、不快な暑さの日が続きそうです。

22日は、二十四節気のひとつ「処暑(しょしょ)」。暦では、厳しい暑さの峠を越し、朝夕には涼しい風が吹く頃です。
暦通りとはいかず、まだまだ昼夜を問わずエアコンを使用するなど、万全な熱中症対策が必要です。


●秋の空気が流れ込むのはいつ?


9月7日は、「白露(はくろ)」。暦では、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿り始める頃です。日中の暑さも和らぎはじめ、秋の気配が深まっていく頃です。

この先の予報には、遅いながらも季節が進む兆しがみえてきました。
今のところの資料では、9月7日の白露の頃になると、これまでと状況が変わってきます。高温傾向で、日中の厳しい暑さが数日続くことがあっても、前線が通過し雨が降ると、その後は広い範囲に秋の涼しい空気が流れ込むようになる見込みです。少なくとも、朝夕はしのぎやすい日が増えてくるでしょう。


このニュースに関するつぶやき

  • 昔は御盆過ぎて土用波が出てくると、寒くて海やプールに入れない日も有ったりしたのだが……
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