限定公開( 5 )
今日17日は、急速に発達する低気圧や寒気の影響で、北海道と東北は太平洋側で大雪や猛吹雪に警戒。全国的に冷たい北よりの風が強まりそう。平年並みの気温に戻る関東なども風冷え。
●冬型の気圧配置へ 暴風や猛吹雪に警戒
今日17日は、低気圧が急速に発達しながら北海道の東を北上し、次第に冬型の気圧配置に変わるでしょう。等圧線の間隔が狭く、全国的に風が強く吹きそうです。特に、北海道と東北の太平洋側では雪を伴った非常に強い風が吹くため、猛吹雪や吹きだまりによる交通への影響に警戒してください。九州北部地方も、非常に強い風が吹くでしょう。海上では大しけとなる所があり、暴風や高波に警戒が必要です。
17日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
北海道 25メートル(35メートル)
東北・九州北部地方 20メートル(30メートル)
17日に予想される波の高さ
北海道 6メートル
東北 6メートルでうねりを伴う
●北海道と東北は大雪 晴れる所もにわか雨に注意
今日17日は、低気圧の接近や上空の寒気の影響で、北海道は各地で雪が降り、ふぶくでしょう。太平洋側東部では昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、高潮による低い土地の浸水に警戒してください。東北は南部の太平洋側で日の差す所がありますが、断続的に雪や雨が降りそうです。湿った雪が降るため、電線などへの着雪によって停電が発生する可能性があります。なだれにもご注意ください。
北陸から山陰にかけては雨が降ったりやんだりで、標高の高い山を中心に雪が降るでしょう。天気が回復する関東から四国の太平洋側も、所々でにわか雨。山沿いは雪が降る所もありそうです。九州は、昼頃まで北部を中心に雨が降りやすいでしょう。沖縄も、朝まで雨の降る所がありそうです。
明日18日午前6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
北海道 60センチ
東北 40センチ
|
|
●風冷えの一日に
今日17日の日中は、昨日16日より気温の低い所が多くなるでしょう。最高気温は、九州から東海では広く10℃前後と、真冬並みの寒さの所もありそうです。北陸は7℃前後、北海道は0℃未満の真冬日の所もあり、厳しい寒さが続くでしょう。
昨日16日より気温が高くなるのは、関東や東北南部。東京都心は16℃と、昨日より8℃も高くなりそうです。仙台は11℃と、平年並みに戻るでしょう。ただ、冷たい北よりの風が強まるため、実際の気温よりも寒く感じられそうです。服装でうまく調節してください。
●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 一般財団法人日本気象協会 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。