(左から)開発途中の「光合成する服」、完成イメージ 、開発途中の「透明に見える服」、「希望の服」完成イメージ 大阪の化粧品メーカーと繊維関連企業4社が9月23日から29日まで、大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」で設置される「リボーンチャレンジ」に出展する。展示テーマ「未来のファッション」を掲げ、「光合成する服」「透明に見える服」「希望の服」などを展示する。
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新技術開発などに取り組む大阪の優れた中小企業・スタートアップを発掘・支援し、万博会期中に毎週異なる26のテーマで発信する「リボーンチャレンジ」。そのテーマの1つである「サステナブルに基づく繊維・ファッション産業の未来共創プロジェクト」(主催:大阪商工会議所、協同組合関西ファッション連合)では、出展企業同士で「未来のファッション」をイメージした展示物を共創する。
大阪を拠点とする化粧品メーカーの桃谷順天館と、繊維関連企業のオーミケンシ、東紀繊維、マツオインターナショナルが出展。そこで展示する「光合成する服」「透明に見える服」「希望の服」などの企画開発を進めている。
「光合成する服」は、東紀繊維が作る特殊なメッシュ状の生地に種子を植え付け、裏地には桃谷順天館とオーミケンシが共同開発した、肌の善玉菌を増やす繊維「モイストファイバー」を使用するという。
「透明に見える服」は、光学迷彩の技術を活用し、服に後ろの景色をプロジェクターで投影することで、着用者が透明人間のように植物の背景と一体化しているような演出を予定している。
「希望の服」は、平和への願いが込められた折り鶴をオーミケンシが開発した「折り鶴レーヨン」を活用することで、紙から糸・そして服地に再生し、次の世代につなげる意味を込めて、寄贈された折り鶴とともに子供服を制作する。