大阪府警本部=大阪市中央区 大阪府池田市の集合住宅で男女2人が死亡しているのが見つかった事件で、2人は残された女児(5)の両親だったことが23日、府警への取材で分かった。女児は両親が死亡してから独りで半日以上過ごしていたとみられる。
府警捜査1課によると、身元は同住宅に住む夫(38)と妻(34)で、司法解剖の結果、死亡推定時刻は妻が17日午後、夫が19日午後と判明した。女児が保護されたのは20日になってからで、同日午後に2人の死亡が確認された。
夫の死因は急性心停止、妻は出血と空気塞栓の疑いがある。夫の首と腹、妻の胸と腹にそれぞれ刺し傷があったが、傷の状態から夫が妻を刺した後、自殺を図った可能性があるという。
また、女児の背中には数日前にできたとみられる刺し傷があり、同課は詳しい経緯を調べる。