ケネス・コリー Photo by M. Tran/FilmMagic6月30日(現地時間)、映画『スター・ウォーズ』シリーズでファーマス・ピエット提督を演じた俳優ケネス・コリーが、イギリスの自宅で亡くなった。享年87。
BBCによれば、ケネス・コリーは転倒により腕を負傷して入院し、その際に新型コロナウイルスに感染。肺炎を引き起こしたという。エージェントのジュリアン・オーウェンは、BBCに宛てた声明の中で次のように述べている。
「ケン・コリーは60年にわたるキャリアを誇る、最も優れた性格俳優の一人でした。モンティ・パイソンの『ライフ・オブ・ブライアン』におけるイエス・キリスト役から、ケン・ラッセル監督作での風変わりなキャラクター、BBCのシェイクスピア作品『尺には尺を』でのヴィンセンシオ役まで、映画、テレビ、舞台と、幅広いジャンルで多彩な役柄を演じてきました」。
代表作には『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』と『エピソード6/ジェダイの帰還』のほか、クリント・イーストウッド監督の『ファイヤーフォックス』やアキ・カウリスマキ監督の『コントラクト・キラー』などがある。2012年には短編アニメ『レゴ スター・ウォーズ エンパイア・ストライクス・アウト』でもピエット提督役を務めた。
訃報を受け、SNSでは「もう87歳だったなんて」「ピエット提督、どうか安らかに」「以前お話ししたことがありますが、本当に素敵な方でした」「フォースと共にあらんことを」など、映画ファンたちからの哀悼の言葉が相次いでいる。
(賀来比呂美)