カナダ大手、セブン買収撤回=「建設的協議が欠如」―7兆円提案、白紙に

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2025年07月17日 08:03  時事通信社

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時事通信社

セブン&アイ・ホールディングスのロゴマーク=東京都中央区
 カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールは16日(日本時間17日)、セブン&アイ・ホールディングスへの買収提案を撤回したと発表した。建設的な協議の欠如が理由と説明している。7兆円規模の買収提案は白紙になった。

 同日付でセブンの取締役会に対し、書簡を送付した。書簡では、セブン側が「意図的に混乱や遅延をもたらす動きをしており、株主に大きな不利益を与えている」と批判。さらに、「まったく真摯(しんし)な協議がなされていない状況が続いている」として提案を撤回した。

 これを受け、セブンは「協議を一方的に終了した。決定は不本意だ」とするコメントを発表。書簡に「数多くの誤った記述」があるとの不快感もにじませた。その上で、想定内とも言及し、「単独での価値創造の施策を今後も継続していく」とした。 

カナダのコンビニ「クシュタール」=カナダ・モントリオール(AFP時事)
カナダのコンビニ「クシュタール」=カナダ・モントリオール(AFP時事)

このニュースに関するつぶやき

  • まあ、カナダは国そのものがトランプ関税でてんやわんや(死語?)だろうからな。とても日本の企業にちょっかい出していられるような状況じゃないんだろう。
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