のん、初のかえる役を受けたのは「あまちゃん」演出の井上剛監督だから「飛び込んでみよう」

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2025年10月04日 16:54  日刊スポーツ

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映画「アフター・ザ・クエイク」公開記念舞台あいさつに登壇した、左から渡辺大知、鳴海唯、佐藤浩市、のん、井上剛監督(撮影・村上幸将)

のん(32)が4日、東京・テアトル新宿で行われた映画「アフター・ザ・クエイク」(井上剛監督)公開記念舞台あいさつに登壇。出演の決め手の1つが、ヒロインを務めた13年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のチーフ演出だった、井上剛監督との再タッグだったと明かした。


「アフター・ザ・クエイク」は、村上春樹氏の00年の短編連作「神の子どもたちはみな踊る」(新潮文庫)の6編のうち4編を実写化し、今年4月にNHKで放送されたドラマを映画として再構築。阪神・淡路大震災が発生した95年、東日本大震災が発生した11年、同震災から時間が経過した20年、25年と4つの時代が描かれる。


のんは、劇中で、佐藤浩市(64)が演じた、25年に漫画喫茶で暮らしながら東京でゴミ拾いを続ける警備員・片桐に、人々の悲しみや不幸を食べ続けた、みみずくんが再び地中でうごめき出したから、30年前のように一緒に東京を大地震から救おうと依頼する、かえるくんの声を演じた。


この日、かえるくんを意識した、緑を基調とした衣装を身にまとった、のんは「かえるの役が初めてですからね。どういう声か、ビックリした。井上監督は、朝ドラでとてもお世話になった繋がりもあり、安心して飛び込んでみよう。頑張ってみようと思った」と出演を決めた経緯を明かした。


アフレコでは「かえるの鳴き声とか、いろいろ試しました。気を付けたのは、以前の作品とは全くムードが違う。どういう作品なんだろうと、緊張感を持ってレコーディングに臨みました。変わらず井上監督ワールドで軽快で楽しくて、ノリノリでやりました」という。「佐藤さんの演技に集中することに気を付けました。演技、息遣いを敏感に感じ取れるよう、演じました」と振り返った。井上監督は「ブレない人。強い感じ、イノセンスな感じは、のんさんじゃないかと」と起用意図を説明した。


この日は、11年に家出して移り住んだ浜辺で、たき火が趣味の男と交流を重ね、神戸で16年前に家族を亡くしたと聞かされる順子を演じた鳴海唯(27)も登壇。また、“神の子ども”として育てられ、20年に東日本大震災の被災地・東北に行くことを拒絶した際、神様の子供だからと促す母に信仰を捨てると言い放ち、不在の父の存在に疑問を抱く善也を演じた渡辺大知(35)も登壇。1995年(平7)に、阪神・淡路大震災のニュースを何時間も見ていた妻に出て行かれ、失意の中訪れた釧路でUFOの不思議な話を聞く小村を演じた岡田将生(36)は仕事の都合でビデオメッセージを寄せた。

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