「異国文化触れた」「壊すの寂しい」=記念撮影、寄せ書きも―閉幕日の大阪・関西万博

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2025年10月13日 17:01  時事通信社

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最終日を迎えた大阪・関西万博の電力館の壁に書かれた寄せ書き=13日午後、大阪市
 184日間にわたって大阪市の人工島「夢洲」で開催された大阪・関西万博は13日、会期末を迎えた。人気パビリオンには最終日も大勢の来場者が並ぶ一方、万博のシンボル「大屋根リング」やゲートなどでは記念撮影する姿が見られた。多くは「異国文化に触れた」などと笑顔を見せ、建物に寄せ書きを残すなど思い思いに楽しんだ。

 人気パビリオンのイタリア館は閉幕日も午前中から長蛇の列ができた。愛知県の冨田博昭さん(69)は「最終日は絶対に見に来たかった。芸術品を肌で感じたい」と根気よく並んだ。相模原市の宮島愛子さん(57)は同館には入れたものの、もう一つの目当てだったドイツパビリオンには入館できなかった。「立派な建物ばかりで壊してしまうのは寂しい」と惜しんだ。

 今回で3回目という東京都の舟生実由基さん(42)は、マレーシア館で買ったナンを手に「食を通じて異国の文化に触れられた」と笑顔を見せた。

 大屋根リング上では多くの来場者が記念撮影。宮崎県から家族で訪れた自営業川上亜紀さん(39)は「閉幕後もリングを見に来て、思い出に浸りたい」と一部保存に期待した。

 人気を博した万博キャラクター、ミャクミャクのぬいぐるみを手にゲート前で記念撮影したのは大阪市の小学生勝井明登君(8)。学校の遠足でも訪れたといい、「ちょっと悲しい」と話した。

 パビリオン外壁に寄せ書きする来場者の姿も。大阪府内から家族3世代で訪れた豊田彩華さん(24)は、電力館の壁に「半年間たくさんの思い出をありがとう」とメッセージを残した。

 夕方には、大屋根リングの下などでパレードが行われた。ミャクミャクを先頭に、参加各国の国旗を持った隊列が練り歩くと、多くの来場者は手を振ったり歓声を上げたりして閉幕を惜しんだ。

 大阪府吹田市の大学生伊藤朱都さん(20)は「ミャクミャクがポーズを取る様子を見ることができた」と満足げな一方で、「これで万博も終わるんだな」と残念がった。 

大阪・関西万博が閉幕の日を迎え、感謝の言葉が書かれた旗を手に笑顔を見せる来場者=13日午後、大阪市此花区
大阪・関西万博が閉幕の日を迎え、感謝の言葉が書かれた旗を手に笑顔を見せる来場者=13日午後、大阪市此花区


大阪・関西万博の閉会に合わせて行われた「フラッグパレード」=13日午後、大阪市此花区
大阪・関西万博の閉会に合わせて行われた「フラッグパレード」=13日午後、大阪市此花区


大阪・関西万博の閉幕日に打ち上げられた花火=13日夜、大阪市此花区(長時間露光で撮影)
大阪・関西万博の閉幕日に打ち上げられた花火=13日夜、大阪市此花区(長時間露光で撮影)

このニュースに関するつぶやき

  • TVで知ったんだけど、県か市が一部を公園にしたいとか、徒歩で帰宅できないカジノの近くに公園て、今のトー横か平成の池袋西口とか戦後の銀座有楽町みたいになるでしょ
    • イイネ!8
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