読売テレビグループ会社社員レコード4172枚無断売却 無断売買禁じるサンプル盤53枚も

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2024年06月14日 16:32  日刊スポーツ

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読売テレビ本社

読売テレビのグループ会社「ytv Nextry(ネクストライ)」は14日、同社社員が、同社の社内備品であるレコードを中古レコードショップに無断で売却していたことを明らかにした。


22年6月、同社のポストプロダクションセンターに所属する管理職社員は、同社の「AVラボ」移転に際し、レコード4172枚を、必要な社内手続きを行うことなく、無断で都内の中古レコードショップに売却したという。


当該社員は代金42万2345円を、自身の個人口座に振り込ませたといい、同僚との飲食代などに私的流用していた。


売却されたレコードの中には「少なくとも53枚のサンプル盤(非売品)が含まれていた」ことも明らかになったという。


社内で調べたところ、当該社員は「レコードはいずれも古いものであり、今後使用予定がないため廃棄をしたかった」と言い、無断売却を認めているという。


サンプル盤とは、レコード会社などがプロモーションを目的として貸与されるもので、無断売買は禁じられている。


これらのことから、同社は「権利への理解が著しく欠如していました。当社は、社員に加えて、社員から報告や相談を受けながら容認した上司、詳細を確認せず売却の必要書類に署名した責任者、及び当社のレコード管理業務担当者の計4名を6月12日付で社内処分を行いました」と説明した。


当該社員らは、代金弁済の意向を示している。また、サンプル盤については、売却先と交渉し、回収を目指しているとした。


同社は「当社社員の行為は、会社の財産を無断で売却した違反行為であり、音楽著作物を扱う会社でありながら権利に関するルールを逸脱したあるまじきものと厳粛に受け止めております」とコメント。


さらに「レコードに関する権利への社員の理解の欠如がこのような事態を招いた一因であると考え、今後外部からの講師を招いて著作権やコンプライアンスに関する研修会を実施するなど社内教育を徹底して、再発防止に全力で取り組んでまいります」とした。


続けて「このたびは、当社社員の不正行為により、関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけし、また視聴者の皆さまの信頼を損ないましたことを深くおわび申し上げます」と陳謝した。

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