福山雅治、ぶっつけ本番のマジック大成功でド派手に登場 『ブラック・ショーマン』劇中でも難なく習得して難易度急上昇 監督「うれしい誤算」

0

2025年08月11日 15:11  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

映画『ブラック・ショーマン』の完成報告会より (C)ORICON NewS inc.
 俳優の福山雅治(56)、有村架純(32)、田中亮監督が11日、都内で行われた映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)の完成報告会に出席した。

【写真】ド派手なマジックも披露された映画『ブラック・ショーマン』完成報告会

 福山はマジシャン役を務める。イベントの冒頭はローラーが付いた可動式のパネル2枚が登場。アシスタントが入念に裏には何もないと確認させると、パネルが重なった瞬間にセンターに福山が姿を現し、驚かせた。

 「登場はマジックだったんですけど、うまく行きましたか?」と福山が確認すると会場からは拍手が。「きょう初めてやりまして。来たら『こういう風に出てください』ということになっていまして。『できますよね?』という空気だったので(笑)。1番緊張してるとこだったので、よかったです」と笑顔で話していた。

 劇中でもマジックを披露しているが「きょうの登場が1番緊張しました。やったことないことを、いきなりで取材陣の皆さんの前でやるのは、もう本当に…」と苦笑い。それでも「そういった緊張感の連続で。お芝居をされた経験のある方だと『だよね』と理解してくれると思うんですけど、なにかやりながらせりふを言って芝居するのが1番カロリーが高い。例えば字書きながらだけでも結構大変。人間の反射的なもので。染み込ませるしかなかった。雨の日も風の日もひたすらコインを持ってずっとやっていた。そんな日々でした」と振り返った。

 有村は「物語の冒頭からマジック出てくるんですけど、実際に私が拝見させていただ日はクランクインの日だったんです。その時にスムーズに。代役も一切使われてない。全てご自身でマジックのシーンの撮影をされてる。監督も一連で撮ったりなんかして。間近で見てる私も(タネに)気づかないぐらいで。『これは楽しみですね』と言ったのを覚えてます」と裏話。田中監督も福山の本作に懸ける並々ならぬ思いを感じたそう。「手から免許証を出すというシーンだったんですが、福山さんが『練習したらできてしまったので、もう1つ、2つ上をやれます』というプレゼンをいただき。技術としてもすごいですけれども、神尾武史というキャラクターとしては絶対そっちの方が面白いよね、という提案をいただいた。うれしい誤算。福山さんは努力の方です」と感謝していた。

 福山は「心配なんです、本当に」と照れ笑い。「台本上では書かれてないマジックは、現場現場で発生する。だんだん監督さんもマジック監視のKiLaさんも『これも考えてるんですけど、できますよね』みたいな空気にどんどんなっていって。そして、きょうの登場に至るわけなんですけど(笑)」としながらも「それが作品の説得力にも、結果としてつながっていた。場面場面のフックになっていて、次は何が出てくるのかな、と楽しみで。マジックで解決していく話じゃないんですけれども、シーンに本当にフィジカルでやってるマジックが散りばめられてるだけで、神尾武史が本当のマジシャンなんだな、という説得力が生まれていた。監督やKiLaさんたちに提案してもらえてよかったです」と感謝していた。

 累計発行部数1億冊を突破するベストセラー作家・東野圭吾の人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫)を実写映画化。本作で福山と有村は初共演となる。東野圭吾といえば、刑事、物理学者、探偵、超能力者など、これまで数多くの魅力的な主人公を生み出してきた名手。そんな東野が新たに創り上げたのは、“超一流マジシャン”。国内シリーズ累計発行部数は87万部を突破し、2020年の刊行以来、世界各国で翻訳される大ヒット作品を原作に、未解決の殺人事件に挑む“マジシャン探偵”が、映画館に新たな風を巻き起こす。

 福山演じる主人公・神尾武史はラスベガスでも名を馳せるマジシャンでありながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつくという超個性派キャラクター。父の死をきっかけに武史とバディを組み、事件の真相に迫っていく武史の姪・神尾真世役を有村が務める。

    ニュース設定