清水などで監督務めたアルディレス氏、因縁のフォークランドで自動車事故
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2014年01月21日 15:40 サッカーキング

フォークランド諸島で自動車事故に遭ったと報じられたアルディレス氏 [写真]=Getty Imagesアルゼンチン代表やトッテナムなどで活躍、日本でも清水エスパルスや横浜F・マリノス東京ヴェルディ、町田ゼルビアで監督を務めた経験のあるオズワルド・アルディレス氏が、フォークランド諸島で自動車事故に遭ったと、フォークランド諸島の情報などを伝えるウルグアイメディア『MercoPress』が報じた。
アルディレス氏は、『ESPN』のドキュメンタリー制作のため、元チームメートのリカルド・ビジャ氏らとともにフォークランドを訪れていた。事故は20日夜、ダーウィンとマウント・プレザント軍事基地をつなぐ道路で起きたと見られており、アルディレス氏が運転していたと伝えられた。事故が起きた道路は未舗装でフェンス等がないと報じられている。
事故後、車に乗っていたアルディレス氏やビジャ氏、ドキュメンタリー制作チームを率いていたアルディレス氏の息子を含む7名はヘリコプターで病院へ搬送。7名のうち4名がすでに退院、3名が入院中と病院からの報告があったものの、それぞれの容体等は明かされていない。
アルディレス氏は現役時代、1978年のアルゼンチン・ワールドカップで、地元開催の同大会で初優勝に貢献し、W杯後にリカルド・ビジャとともにトッテナムへ移籍。1982年3月からイギリスとアルゼンチンの間で起きたフォークランド紛争の影響で、パリSGへの移籍を強いられたが、トッテナムのサポーターからは、「フォークランドはくれてやる。だがオジー(アルディレス氏の愛称)は渡さない」と言われるほど愛された。紛争終結後はトッテナムに復帰し、1984年にはUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)制覇に貢献している。
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