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オス猫はメス猫よりも甘えん坊なケースが多く、特にペットとして飼われている猫はその傾向が強いようです。そこで今回は、なぜオス猫は甘えん坊になるのかについて迫ってみましょう。
■猫の性格は本能からわかる
猫の子育てはメスが単独で行い、オスは子育てに参加しません。そのためメスは子を守るためにも警戒心が強く、猫にも人間に対しても一定の距離を置くケースが多いのです。人間に小さい頃から慣れていれば多少はましになるものの、成猫になっても一匹の状態を好み、静かなところで行動することはよくあるもの。特に避妊手術をしていないメス猫ほど警戒心は高くなります。
一方オスは、発情期にあるメスを求めて行動するのが一般的です。本能でしたいことに対してまっすぐに行動する傾向にあることから、飼い主に対しても積極的にアピールするのです。去勢手術をすればメスを求めることはなくなるものの「ご飯が欲しい」「遊んでほしい」といった考えを持てば、飼い主に甘えてくるようになります。オス猫が甘えん坊に感じるのはこれが理由であり、その性格は本能そのものなのです。
■甘えん坊だけど面倒見もよい
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オス猫は常に飼い主にべったりかといえばそうでもなく、他に猫がいればその存在を意識することも。特にオス同士の場合は相性があわなければなわばり争いをしたり、飼い主の取り合いをしたりすることもあります。しかし相性のよい猫であれば、よい遊び相手として上手に暮らしていくことも可能です。また、早いうちに母猫とはなれた子猫の世話を焼くこともあり、自分より年下の猫に対しては面倒見のよい一面をみせることもあります。
■甘えてくるからといって何でもかなえるのはNG
甘えれば飼い主が何でもかなえてくれるとわかると、オス猫はとにかく甘えてばかりになります。これでは飼い主が他のことをしようとしていても集中できないため、全ての要求にこたえすぎるのはNGです。ポイントとしては甘えてきても無視するなどしてかなえてくれるタイミングと、かなえてくれないタイミングを覚えさせること。そうすれば猫は次第に学習していき、必要以上に甘えることがなくなります。
飼い猫の性格は育つ環境によっても変わります。育てやすい性格にするためにも、小さいうちから信頼関係をしっかりと築いていくと良いでしょう。
(ファナティック)
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