レアルが2年ぶり11度目のCL制覇…PK戦の末に宿敵アトレティコを破る

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2016年05月29日 06:36  サッカーキング

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レアル・マドリードがPK千を制して欧州王者に輝いた [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝が28日に行われ、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードが対戦した。

 2013−14シーズンの決勝でも激突した両者。2年前は、1点を追いかけるレアル・マドリードが後半アディショナルタイムに追いつくと、延長戦で3ゴールを奪い、4−1で勝利した。今シーズンはともにリーガ・エスパニョーラとコパ・デル・レイの優勝を逃しており、最後のタイトルをかけて“マドリード・ダービー”に臨む。

 通算11度目の欧州制覇を狙うレアル・マドリードの先発メンバーはGKケイロル・ナバス、DFは左からマルセロ、セルヒオ・ラモス、ペペ、ダニエル・カルバハル、中盤にカゼミーロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチ、最前線にクリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ギャレス・ベイルが起用された。



 一方、クラブ史上初のCL優勝を目指すアトレティコ・マドリードはGKヤン・オブラク、DFはフィリペ・ルイス、ディエゴ・ゴディン、ステファン・サヴィッチ、フアンフラン、中盤にはコケ、アウグスト・フェルナンデス、ガビ、サウール・ニゲスが並び、アントワーヌ・グリエスマンとフェルナンド・トーレスがツートップを組む。



 ファーストシュートはアトレティコ・マドリード。5分、右サイド深い位置でボールをキープしたサウールがクロスを上げると、エリア内に走り込んだコケが右足ボレー。しかしここはジャストミートすることができず、GKにキャッチされた。対するレアル・マドリードは直後の6分、エリア手前右でFKを獲得するとベイルが左足でシュート性のクロスを蹴り込み、ゴール前のベンゼマが左足で合わせる。しかしこのシュートはGKオブラクの好セーブに阻まれた。

 試合が動いたのは15分。左サイドでFKを得たレアル・マドリードは、クロースが右足で上げたクロスをニアサイドのベイルがバックヘッドですらし、最後はゴール前のS・ラモスが左足で流し込んだ。



 追いかける展開となったアトレティコ・マドリードは34分、エリア手前左でパスを受けたグリエスマンが左足でミドルシュートを放ったが、ここはGKの正面に飛んだ。その後もアトレティコ・マドリードがボールを繋いでチャンスをうかがう時間が続いたが、決定機を作り出すことはできず、39分と43分にグリエスマンが放ったミドルシュートも同点ゴールとはならなかった。

 結局このままレアル・マドリードの1点リードで前半を折り返す。

 アトレティコ・マドリードはハーフタイムに選手交代を行い、A・フェルナンデスに代えてヤニック・フェレイラ・カラスコを後半のピッチへ送り出した。

 すると後半立ち上がりの46分、アトレティコ・マドリードはエリア内でパスを受けたF・トーレスがDFペペに倒されてPKを獲得。しかしキッカーのグリエスマンがこれをクロスバーに当ててしまい、絶好のチャンスを逃してしまった。



 直後の52分、レアル・マドリードがアクシデントに見舞われる。カルバハルが足を痛めてプレー続行不可能となり、代わってダニーロが投入された。

 アトレティコ・マドリードは58分、左サイドのフェレイラ・カラスコが左足でクロスを入れ、エリア内のサウールが左足のボレーで合わせる。しかしこのシュートは枠の右に逸れた。

 守備の時間が続いていたレアル・マドリードは70分に決定機を作る。ピッチ中央をドリブルで持ち上がったモドリッチが右サイドに流れたベンゼマにスルーパス。これをフリーで受けたベンゼマがエリア内まで持ち運び右足でシュートを放ったが、GKに阻まれ追加点とはならなかった。

レアル・マドリードは72分にクロースを下げてイスコを投入。さらに77分にはベンゼマとの交代でルーカス・バスケスを投入し、交代枠を使い切る。直後の78分、ベイルがドリブルでエリア内に侵入し、中央に流れたボールをC・ロナウドがシュートにつなげたがGKがブロック。さらにこぼれ球を拾ったベイルがGKをかわして右足で狙ったが、ここはDFに阻まれた。

 するとピンチを凌いだアトレティコ・マドリードが試合を振り出しに戻す。79分、浮き球のスルーパスで右サイド高い位置を取ったフアンフランが右足ダイレクトで折り返すと、ゴール前のフェレイラ・カラスコが右足で合わせてネットを揺らした。



 その後は互いに勝ち越しを狙ったが得点は生まれず、試合は2年前とは逆の展開で延長戦へ突入した。

 延長前半はアトレティコ・マドリードが主導権を握って敵陣に押し込んだものの、決定機を作るまでは至らず、105分にグリエスマンがバイシクルで放ったシュートも枠を捉えることはできなかった。延長後半に入り108分、アトレティコ・マドリードはフィリペ・ルイスに代えてリュカ・エルナンデスをピッチへ送り出す。

 119分、レアル・マドリードはマルセロが左サイドからグラウンダーで折り返し、ファーサイドのルーカス・バスケスがワントラップから右足で狙ったが、DFにブロックされてしまった。結局120分を戦っても決着はつかず、勝敗の行方はPK戦に委ねられることとなった。

 4人が成功させた先攻のレアル・マドリードに対して、後攻のアトレティコ・マドリードは4番手のフアンフランが失敗。最後は5人目のC・ロナウドがゴール右隅にシュートを蹴り込み、5−3でPK戦を制したレアル・マドリードが2年ぶり11度目のCL制覇を成し遂げた。



【スコア】
レアル・マドリード 1−1(PK:5−3) アトレティコ・マドリード

【得点者】
1−0 15分 セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
1−1 79分 ヤニック・フェレイラ・カラスコ(アトレティコ・マドリード)

このニュースに関するつぶやき

  • 観ました☆やっぱり今回の決勝戦もレアルの優勝だったかぁ… おめでとう\(^-^)/
    • イイネ!8
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