ドルトバス爆発事件の容疑者が拘束…テロではなく株価操作目的か
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2017年04月21日 16:29 サッカーキング
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3度の爆発に襲われたドルトムントのチームバス [写真]=Getty Imagesチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグのモナコ戦に向かっていたドルトムントのチームバスが爆破された事件で、ドイツの捜査当局は、28歳の容疑者を拘束したことを発表した。大手メディア『ESPN』が伝えている。
ドルトムントのチームバスは、11日に行われる予定だったモナコ戦のスタジアムに向かう途中で3度の爆発に襲われた。スペイン代表DFマルク・バルトラが右手首の骨折と診断され、ガラスの破片を取り除くための手術を受けていた。
捜査当局の声明によると、拘束されたのは28歳のロシア系ドイツ人。一時はイスラム過激派によるテロの可能性が囁かれ、今回の容疑者の拘束も反テロ警察が行ったが、犯行はテロ目的ではなく、ドルトムントの株価を下落させることで利益を得るためだったと報じられている。
容疑者は計画的に11日の犯行を企てていたとみられ、今月9日から13日まで近隣のホテルの部屋を予約。事件に使用された爆弾の中には、7センチほどのクギのような金属が詰められ、それらがバスの座席のヘッドレストに刺さっていたり、爆発現場から250メートルほど離れた場所で発見されたものもあったという。
CL準々決勝ファーストレグのモナコ戦は改めて翌日の12日に行われ、ドルトムントは日本代表MF香川真司が1ゴール1アシストの活躍を見せたものの、2−3と敗戦。チームを率いるトーマス・トゥヘル監督をはじめ、多くの選手たちが精神的なショックを引きずっていたことを明かしていた。19日にアウェイで行われたセカンドレグでも1−3と敗れ、CL敗退が決まった。
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