審判の判定に不満を抱いたクラブオーナーが銃を持ってピッチ上に乱入し、試合が中止される異常事態が起きた。イタリアメディア『メディアセット』やアメリカメディア『ESPN』など各国メディアが伝えている。
11日にギリシャリーグ第25節が行われ、PAOKはAEKアテネと対戦した。スコアレスで迎えた終了間際の90分、PAOKのDFフェルナンド・ヴァレラのヘディングシュートがゴールネットを揺らした。
しかし、主審はオフサイドがあったとして得点を取り消す判定を下した。すると判定を不服とするホームのサポーターがピッチになだれ込む騒動に発展し、試合は中断された。
そこでさらに事態を悪化させたのは、PAOKのイヴァン・サヴィディス会長。騒動に紛れ、腰にピストルを下げたまま2度にわたってピッチに侵入。主審への抗議を行ったという。
その後、サヴィディス会長は、地元警察に付き添われてピッチ外へと誘導されたようだ。2度目のピッチ乱入時にはコートを脱いでおり、腰に装着したホルスターに銃を保持していた様子が写真に捉えられている。結果として混乱が続いた試合は中止されることが決定した。
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