『万引き家族』カンヌで9分間拍手鳴り止まず 是枝裕和監督&リリー・フランキーら思わず涙

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2018年05月14日 14:51  リアルサウンド

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 6月8日より公開となる是枝裕和監督映画『万引き家族』が、現在フランス・カンヌにて開催されている第71回カンヌ国際映画祭で上映され、約9分間のスタンディングオベーションを受けた。


 本作は、東京の下町で生計を立てるために軽犯罪を重ねる家族の“許されない絆”を描いた人間ドラマ。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、是枝監督をはじめ、キャストのリリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、城桧吏、佐々木みゆの7名が会場入りを果たした。


 2,200席が満席となった上映では、エンドクレジットから拍手が始まり、会場が明るくなると全観客総立ちで拍手喝采。是枝監督とキャストの目にも思わず光るものが浮かび、リリーにおいては眼鏡を取り、涙を拭う姿も。スタンディングオベーションは約9分間にもわたった。


 本作で“血を越えて繋がる家族というのがありうるのか”を描いたと言う是枝監督は、「終わった後の拍手が夜中にも関わらずあんな風に温かく、そして長くいただけたので本当によかったと思います」と手応えをコメントし、リリーも「お付き合いでしているのではなく、みなさんの表情から本当に想いの入った拍手だと感じた」と喜びを噛み締める。一方、樹木は良作な作品だと思っていてもカンヌでは低評価なことがあるとぼやき、「でもね、今日のこの反応は監督のお陰だとつくづく思います」と是枝監督に感謝を述べていた。


 また、安藤は母の日ということもあり母・安藤和津とともにカンヌ入りしたことを明かす。「母を連れてくることができました。まさか末っ子の私が、やっと母の夢を叶えてあげることができてよかったなと思います」と親孝行なエピソードを披露。今回が初カンヌとなった松岡は公式グッズを全種類買ったそうで、「日本円に換算してびっくりしました、ユーロって恐いですね……でも大事に使います(笑)」と満喫している様子だった。(リアルサウンド編集部)


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