欅坂46 原田葵、アニラで見せた伸びしろと“妹キャラ”としての存在感 アイドル休業を機に考える

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2018年05月24日 11:22  リアルサウンド

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 欅坂46 原田葵が、5月3日に学業専念を理由に一時活動休止することを発表した。現在休業中ではあるが、5月18日発売の『月刊AKB48グループ新聞』では原田の独占インタビューが掲載され、大きな反響を呼んでいる。


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 インタビューによると、休業については去年の夏ぐらいから意識し始め、本格的に考えたのは今年1月だという。原田がインタビューで「ライブに向かってみんなすごく頑張って1つのものを作る意識が強いので、それをやりきった後が一番いいんじゃないかと思って」と語っていたが、4月6日から3日間行われた『2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』を一つの区切りとしたようだ。


 ライブへの影響を考慮し、あえてメンバーには休業のことを伝えなかったという原田。平手不在で行われたライブでは、「二人セゾン」のセンターを小池美波、同曲の一番の見せ場でもあるソロダンスを原田が担当した。10年間のバレエ経験を持つ原田にとってダンスは得意な分野と言えるが、普段は平手が務めているパートになるため、吐き気をもよおすほど大きなプレッシャーを感じていたという。そのプレッシャーを撥ね退けてソロダンスを踊りきるが、それと同時に涙も流していた原田。涙の理由として、緊張の糸が切れた安心感はもちろんあるだろう。しかし、休業を控えていたことを考えると、欅坂46の活動における現時点の集大成がソロダンスの中に込められていたはず。原田にとってソロダンスは、ひとつの壁を乗り越えるきっかけであり、アーティストとしての覚醒が垣間見える瞬間であった。


 原田は、あどけない雰囲気や見た目から漢字欅の最年少と思われがちだが、実際は平手よりもひとつ歳上だ。ただ、平手がしっかりしているため、原田が妹キャラとしてメンバーからイジられる存在に。また甘えたがりな一面もあり、『欅って、書けない?』(テレビ東京)では「ちょっとだけ面倒くさいなぁと思うメンバー」というランキングで第1位に選ばれるほど。クールな印象が強い欅坂46において、妹キャラの原田がいることはアイドルグループのイメージを保つ上で非常に大きい。『2017 FNS歌謡祭』でけものフレンズとコラボした際も、ツインテールの可愛らしいビジュアルで世間の注目を集めていた。


 また、当初から最年少の平手にイジられていたり、クールキャラの渡邉理佐が心を許すなど、メンバーが気軽に接することのできる原田はグループのバランスを保つ存在として一役買っていた。その一方で、尾関梨香が「常に冷静で、正論なんです」と原田を評していたように、グループを冷静に見ているしっかり者の一面もある。齋藤冬優花を通す形ではあったが、昨年の夏の全国ツアーから自分の意見も主張するようになるなど、より大きな役割を担いつつあったのではないだろうか。


 ちなみに、大学受験は欅坂46に入る前から親と約束していたもので、受験と欅坂46をどっちつかずでやっていたら中途半端になるという理由から休業を決断した。自分のことを冷静に考えている原田らしい選択だ。原田の今後については何も明かされていないが、グループから離れることで見えてくるものもあるだろう。さらなる飛躍と成長を期待されていただけに、彼女の復帰が待ち遠しいばかりだ。(本 手)


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