『イノセンス』高校フェンシング部事件に、五輪メダリスト太田雄貴「関係者からは賛否が出そう」

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2019年02月17日 14:01  Techinsight Japan

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清水尋也と坂口健太郎(画像は『清水尋也 2019年2月16日付Instagram「イノセンス-冤罪弁護士-ありがとうございました」』のスクリーンショット)
坂口健太郎主演の日本テレビ系土曜ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』第5話が2月16日に放送された。今回は高校の名門フェンシング部で顧問に指導を受けていたエース選手が不整脈で倒れたことを巡り体罰問題に進展する内容で、元フェンシング選手の太田雄貴さんがSNSで「フェンシングを事件の題材にされるのはフェンシング関係者からは賛否が出そうです」とコメントしている。

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自身もかつては選手として活躍したフェンシング部顧問・高松洋介(豊原功補)が期待を寄せるエース選手・藤里(清水尋也)と練習中に剣で胸を突いたところ、倒れたまま起き上がらず心肺停止状態で病院に搬送される。不整脈によるもので、一命はとりとめたものの自宅療養が続いた。


顧問の高松から相談を受けた主人公の弁護士・黒川拓(坂口健太郎)はヒロインの新人若手弁護士・和倉楓(川口春奈)、パラリーガルの城崎穂香(趣里)と藤里の自宅に向かうが、母親が本人に会わせてくれず、粘った黒川はバケツで水をかけられる始末だ。

それでもめげず、高校にも足を運んで調べるうちに思わぬ真相が見えてきた。高松はエース選手の藤里をとりわけ力を入れて指導してきたが、当の藤里はフェンシングを楽しみたいだけでその指導を「ウザい」と感じており、そこから逃れるために自殺しようと考える。

一方、フェンシングへの熱い想いを持つ副部長・田代(柾木玲弥)は、藤里ばかりに期待する顧問の高松を恨んだ。その田代と藤里が日常的にいじめていた科学部の森吉に強要して仕掛けを作らせ、高松をおとしいれようとしたのである。


北京オリンピックフェンシング・男子フルーレ個人とロンドンオリンピック・男子フルーレ団体で銀メダルに輝いた太田雄貴さんが、オンエアを見て「フェンシング関係者からは賛否が出そうです」とツイートしたのは「体罰問題」を取り上げたことや、顧問と生徒の関係性の描き方もあるだろう。

太田さんは続けて「しかしながら、僕もファンの坂口健太郎さんが出ているドラマでフェンシングが出るだけでも有難い事。イノセンスの関係者の皆様、ありがとうございました」とつぶやいている。

2016年8月に現役引退を表明、2017年8月11日には日本フェンシング協会会長に就任した太田雄貴さん。TBSのスポーツ情報番組『S☆1』で放送したフェンシングイベントで「できるだけカジュアルに簡単にフェンシングを始めてもらえるように、どれだけ敷居を下げられるかがこれから重要になると思う」と話していた。

今回の『イノセンス』では黒川たちが検証する際にフェンシングの用具やポイントが入る装置の仕組みなどを説明しており、「フェンシングを知ってもらう」意味では良い効果があったのではないだろうか。

画像は『清水尋也 2019年2月16日付Instagram「イノセンス-冤罪弁護士-ありがとうございました」、2019年2月2日付Instagram「日本テレビ系土曜ドラマ「イノセンス〜冤罪弁護士〜」第5話にメインゲストとして出演します。」』『【公式】新土曜ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」 2019年2月12日付Instagram「今週放送の第5話の舞台は高校フェンシング部」』『TBSテレビ「S☆1」 2019年2月10日付Instagram「今夜のS☆1は!!世界で活躍するアスリートSP!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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