ロッテ、首位・ソフトバンクと5.5差に…今こそチームとファンが一体に!

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2020年10月18日 20:14  ベースボールキング

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ロッテ・井口資仁監督
◆ 初回に先制するも…

 2位・ロッテは初回に先制しながらも、5回に逆転を許し2−5で日本ハムに敗戦。首位・ソフトバンクが、3位・楽天に勝利したため、ソフトバンクとのゲーム差が今季最大の「5.5」に広げられてしまった。

 序盤はマリーンズペースで試合を運ぶかと思われた。先発の美馬学が初回を簡単に三者凡退に抑え、その裏、試合前まで21イニングでわずか2点しか奪えていない日本ハムの先発・有原航平に対し、先頭の藤原恭大が四球を選ぶ。藤原は一死一塁から3番・中村奨吾の2球目に二塁盗塁を決め、中村がセンター前に適時打を放ち、苦手・有原から幸先よく先制した。4番・安田尚憲が四球を選び好機を広げたが、井上晴哉が一ゴロ、福田秀平が中飛に打ち取られ、さらなる得点を奪うことができなかった。それでも初回、有原に25球を投げさせ、今季のマリーンズ“らしい”攻撃を見せた。

 援護をもらった美馬は、4回二死まで日本ハム打線をノーヒットに抑えるなど、4回まで無失点に抑える。1−0の5回に突如崩れた。先頭の渡邉諒にセンター前に運ばれると、続く清宮幸太郎に四球で一、二塁。樋口龍之介に送られ、宇佐見真吾に2点適時打、さらに一死満塁から近藤健介にも2点適時打を打たれ、この回4点を失い逆転を許した。

 打線は初回に有原に対し、25球を投げさせるも、2回以降は2回が9球、3回が11球、4回が7球と尻上がりに調子を上げていく、有原を攻略することができず。逆転を許した直後の5回に先頭の佐藤都志也が左安で出塁するも、田村龍弘、福田光輝、藤原が二ゴロに打ち取られた。

 1−5となった6回も先頭のマーティンが四球で出塁し、一死後、安田の四球で一、二塁としたが、井上が遊併。7回も佐藤の二塁打、田村の中安で一、三塁とするも、代打・角中が一併に倒れた。有原がマウンドを降りた8回は、一死満塁のチャンスを作るも、暴投による1点しか奪えず。5回以降は毎回ランナーを出しながらも、チャンスに1本が出なかった。

◆ 残り18試合…

 首位・ソフトバンクとの3連戦を終えた11日終了時点で「2.0」ゲーム差だったが、あれから1週間が経ちソフトバンクは今週6連勝、一方のマリーンズは2勝3敗でゲーム差が「5.5」となった。

 今週は数字だけ見ると2勝3敗とまずまずの戦いではあるが、ソフトバンクとのゲーム差が広がったことも関係しているのか、勝利した試合よりも楽天・涌井秀章、岸孝之、日本ハム・有原といった“エース級”に抑え込まれ、あと1本が出なかったという印象が強い。10月はこの日も先頭打者として先制点に繋がる四球を選んだ藤原の活躍が光っているが、月間のチーム打率はリーグワーストの.199。奪った得点は14試合で36だ。

 打線が苦しんでいる一方で、投手陣は10月先発防御率がリーグ2位の2.85、救援防御率も1.60と抜群の安定感を誇る。6回までリードしていれば現在9連勝中で、7回以降は唐川侑己、澤村拓一、益田直也の“勝利の方程式”が控えている。ポジティブに捉えれば、打線に元気がないことで、点差が開いて敗れる試合が多く、9月下旬に登板数が増えていた益田、澤村の出番が減り、残りの大事な試合でどんどん投入することができそうだ。どんな形であれ得点を奪って、リードした状態で試合終盤に持ち込みたい。

 現実的には残り18試合ということを考えれば、リーグ優勝するためには、もうこれ以上ソフトバンクに離されたくないところ。1週間後、ゲーム差を縮めてソフトバンクと3連戦に臨むために、今日から始まった8連戦は意地でも勝ち越したい。

 マリーンズファンが球場、自宅から熱く応援しているように、選手たちもチームに勝利をもたらすため、毎日懸命に戦っている。歓喜の瞬間を迎えるために、今こそチームとファンがさらに一体となって戦っていこう。

文=岩下雄太

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  • 毒吐くで。福田、安田、岡、清田、藤岡、荻野、あんたら二軍で頑張って。
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