武藤の先制点実らず、エイバルがナバルカルネロに敗戦 [写真]=Getty Imagesコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)3回戦が17日に行われ、MF乾貴士とFW武藤嘉紀が所属するエイバルは3部のナバルカルネロと対戦した。乾と武藤は揃って先発出場。乾はハーフタイムまでプレーし、武藤はフル出場を果たした。
16分、相手DFが浮き球の処理に失敗したところを武藤がかっさらい、GKとの一対一を制してエイバルが先制する。武藤は7日のコパ・デル・レイ2回戦ラス・ロサス戦以来となる公式戦でのゴールを記録した。
しかし28分、エイバルはコーナーキックの守備の際、ハンドによってPKを献上。これを決められ、同点に追いつかれた。
タイスコアで折り返すと、ナバルカルネロは61分に逆転する。右サイドから高速のクロスが送られると、飛び込んだフアン・エスナイデルが頭で合わせてネットを揺らした。さらに79分、今度は左からの低いクロスに再びエスナイデルが合わせ、ナバルカルネロがリードを広げる。現在28歳のエスナイデルは、2017年から2019年途中までジェフユナイテッド千葉を率いたフアン・エスナイデル監督の息子としても知られている。
エイバルは82分、スルーパスに抜け出した武藤がペナルティエリアの左で左足を振り抜いたが、シュートは惜しくも枠の横に外れる。後半アディショナルタイムには右からのアーリークロスに武藤が頭で合わせたが、これも枠を捉えられない。
結局、エイバルは1点も返すことができないまま、試合は終了。格上相手に大金星を挙げたナバルカルネロが、クラブ史上初となる国王杯4回戦(ベスト16)進出を決めた。
【スコア】
ナバルカルネロ 3−1 エイバル
【得点者】
0−1 16分 武藤嘉紀(エイバル)
1−1 28分 マヌ・ハイメス(ナバルカルネロ)
2−1 61分 フアン・エスナイデル(ナバルカルネロ)
3−1 79分 フアン・エスナイデル(ナバルカルネロ)