21日のセリエA第23節で対戦したミランとインテルのサポーターが、新型コロナウイルス感染症対策の規則に違反したとして調査対象になっているようだ。22日、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』が報じた。
公式戦通算228回目のミラノ・ダービーは、10年ぶりに両クラブがリーグの1位と2位という立場で対決。試合は首位インテルがラウタロ・マルティネスのドッピエッタ(1試合2得点)とロメル・ルカクのゴールで3−0の勝利を収め、2位ミランとの勝ち点差を「4」に広げた。しかしながら、新型コロナウイルス感染症対策として無観客で試合が行われたにも関わらず、スタジアム前に両チームのサポーターが多数集まったとして試合前の様子が物議を醸している。
『ラ・レプッブリカ』紙によると、試合前の『サン・シーロ』には少なくとも3000人以上が集まった模様。ソーシャルディスタンスは無視され、マスクを着用しなかった人も多数いたようだ。地元当局はすでに動画や写真を元に個人の特定を進めており、警察の資料ですでに特定されたウルトラスのリーダーには400ユーロ(約5万円)の罰金が科される見込みだ。
なお、両軍のサポーターが発煙筒を焚くなどスタジアム周辺は騒々しい雰囲気となったが、警官隊が警備に当たっていたことから、サポーター同士の衝突といった事案は報告されていない。
The scene outside the San Siro three hours before today's Milan derby 😳
(via @AntoVitiello)pic.twitter.com/vy2E9h9CoA— ESPN FC (@ESPNFC) February 21, 2021
Inter's fans welcome their players to the San Siro ahead of the Milan derby!
What a noise! 🙌 pic.twitter.com/w60dMcpp3s— Amazon Prime Video Sport (@primevideosport) February 21, 2021