◆ 山本はタイトル&表彰を総なめ8冠
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日に開催され、セ・リーグMVPにヤクルトの村上宗隆選手(21)、パ・リーグMVPにはオリックスの山本由伸投手(23)が選出された。両選手ともに今シーズンの優勝の原動力となる活躍を見せ、キャリア初の受賞となった。
ヤクルトの村上は本塁打王、ベストナインに続いて今季3冠。プロ4年目の今季は2年連続で全試合「4番」出場を果たし、打率.278、リーグトップタイの39本塁打、同2位の112打点を記録。鈴木誠也(広島)に次ぐリーグ2位のOPS.974の好成績をマークしたほか、ムードメーカーとしてもチームを牽引し、ヤクルトを20年ぶり6度目の日本一に導いた。
オリックスの山本は沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ、最優秀防御率、最高勝率、最多勝、最多奪三振に続き8冠目。今季は26試合に登板し18勝5敗、防御率1.39、206奪三振と圧倒的なパフォーマンスをみせ、5月28日のヤクルト戦からは15連勝でシーズンを完走。球団25年ぶりとなるリーグ優勝の原動力となった。
なお、最優秀新人賞(新人王)については、セ・リーグが広島のドラフト1位ルーキー・栗林良吏投手(25)、パ・リーグがオリックスの高卒2年目左腕・宮城大弥投手(20)が受賞。
新人王の有力候補と見られていたヤクルトの高卒2年目右腕・奥川恭伸投手(20)、DeNAの牧秀悟選手(23)、セ・リーグ盗塁王に輝いた阪神の中野拓夢選手(25)、佐藤輝明選手(22)、伊藤将司投手(25)の5選手がセ・リーグ新人特別賞を受賞。日本ハムの伊藤大海投手(24)もパ・リーグ新人特別賞を受賞した。
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