岩田剛典&中山美穂、『死刑にいたる病』出演へ 白石和彌監督「長い付き合いになりそう」

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2021年12月16日 06:01  リアルサウンド

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『死刑にいたる病』(c)2022映画「死刑にいたる病」製作委員会

 2022年5月公開の白石和彌監督作『死刑にいたる病』に、岩田剛典と中山美穂が出演することが決定した。


【写真】『死刑にいたる病』に出演する中山美穂


 本作は、櫛木理宇による同名小説を映画化するサイコサスペンス。理想とは程遠いランクの大学に通い鬱屈した日々を送る雅也の元に、ある日、連続殺人事件の犯人・榛村から手紙が届く。24件の殺人容疑で逮捕され9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた榛村は、犯行を行っていた当時にパン屋を営んでいて、中学生だった雅也もよくそこに通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」という榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。しかし、そこには想像を超える残酷な事件の真相があった。


 日本史上類をみない数の若者を殺した連続殺人鬼・榛村役で阿部サダヲが主演を務める。白石監督とは『彼女がその名を知らない鳥たち』以来のタッグとなる。収監されている榛村の元に通い、事件の真相に迫る雅也役を担当するのは岡田健史。脚本は、白石監督と初タッグとなる『そこのみにて光り輝く』『オーバー・フェンス』などの高田亮が手がける。


 岩田が演じるのは、事件を捜査する雅也の行く先々に現われる謎の男・金山一輝。そして、榛村が冤罪だと訴える殺人事件の真相を調べ始める雅也の母であり、常に夫の顔色をうかがう主体性のない妻・筧井衿子を中山が演じる。


 情報発表にあわせて、顔の半分が隠れるほどの長髪に、異様な雰囲気を纏った金山に扮した岩田と、義母の四十九日で心痛な面持ちの衿子に扮した中山の場面写真も公開された。


■コメント
・岩田剛典


金山という役は、あまり多くは語らない役柄でもありましたので、感情を自分の中で明確にして臨みました。
白石監督、そして主演の阿部さんとは今作で初めてご一緒させていただき、岡田さんとは2度目の共演でしたが以前の作品では同じシーンがなかったので、一緒に芝居をさせていただいたのは初めてでした。短い期間でしたが、楽しい撮影現場でした。コロナ禍の影響で撮影が一年近く延期になってしまったり、その他さまざまな問題を乗り越えて、こうして無事完成した作品をお届けできること嬉しく思っています。


・中山美穂


原作を読んで、これを如何に映像化するのだろうかと演じる前から期待が膨らみました。
内容とは裏腹に公開が楽しみです。


・白石和彌監督


いつかお仕事をと思っていた岩田さんに出ていただけたこと嬉しかったです。難しい役割を魂込めて演じてくださいました。またガッツリやりましょうと固く握手したのが忘れられません。岩田さんとは長い付き合いになりそうです。そして、憧れの中山さんを演出する日がくるなんて思いもしませんでした。カメラの中に立つと世界を一瞬にして映画にしてくれる存在感でした。衿子という役の奥深くに眠る仄暗い感情を見事に体現してくださいました。出て頂いてありがとうございます。


(リアルサウンド編集部)


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