18季ぶりの開幕3連勝も、ジンチェンコ「まだシーズンは始まったばかり」…サリバにも言及

アーセナルに所属しているウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが、20日に行われたプレミアリーグ第3節のボーンマス戦を振り返った。クラブ公式サイトが同選手のコメントを伝えている。

　プレミアリーグ開幕から2連勝と波に乗るアーセナルは、敵地で行われたボーンマス戦にもここまでの2試合と同じスターティングメンバーをチョイス。試合は序盤にノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアが2ゴールを挙げると、後半にはフランス代表DFウィリアン・サリバが左足で綺麗な弧を描くシュートを沈めた。3−0でボーンマスを下し、2004−05シーズン以来となる18シーズンぶりの開幕3連勝を飾っている。

　試合後、3試合連続のスタメン出場を果たしたジンチェンコは「無失点で勝ち点『3』を積み上げられて、とても嬉しい」とコメント。完勝の鍵となったのは早い時間帯でのゴールだと語り、後半の押し込まれた時間帯も得点を許さずに乗り切った守備陣を誇った。

「試合序盤に得点を決めることは非常に重要なんだ。なぜなら、両チームにとって1番最初のゴールは、その試合をコントロールするための自信を与えてくれるからね。実施にこの試合で僕たちは先制点を決めて、試合を支配できた。特に前半は、相手に何もさせなかった。シュート数もゼロと攻撃の機会を与えなかったんだ」

「後半は相手が立ち位置を修正して、苦しい時間帯もあった。けれども、最終的に失点しなかったことが1番大事なことだ。まだまだ改善すべき点はたくさんあるけど、僕らは正しい道を歩んでいると思う」

　また、ここまでの3試合で圧巻のパフォーマンスを見せているサリバについて、ジンチェンコは「信じられないような選手」とコメント。「彼はまるで多くの経験を積んでいるかのようなプレーをしているが、まだ非常に若いんだ。信じられないようなセンターバックを手に入れたね」と称賛した。

　開幕3連勝と今季のアーセナルはその好調ぶりが際立つものの、ジンチェンコは「まだシーズンは始まったばかり」と主張。マンチェスター・C時代に毎シーズン優勝争いを繰り広げ、今季からアーセナルの一員となった同選手は、「これからたくさんの試合があり、改善すべき点もたくさんある。とにかく1試合1試合に集中していく必要がある」と気を引き締めた。

「自分たちがうまくやってきたこと、改善すべきこと、変えるべきことを分析する必要があるし、監督がそれを教えてくれることも分かっている。毎週毎週、最高のパフォーマンスを見せなければならない」

　アーセナルは次節、27日にフルアムをホームに迎える。