前回からの続き。投稿者さんのお子さんは登校班の班長です。同じ班には不登校の子がおり、お子さんは毎日その子のお宅にプリントを届けているのだそう。プリントは毎日手渡ししていたものの、ある日留守だったためにポスト投函をしました。しかし相手の親はそれが腑に落ちなかったらしく、学校に対して「必ず手渡ししてほしい」とクレームを入れたようです。クレームを受けた担任の先生はお子さんに対して「ポスト投函はしないように」とまさかの注意。お子さんはショックを受け、投稿者さんはモヤモヤを抱えてしまいました。
投稿内のママたちからは怒りのコメントが殺到。「毎日プリントを届けてもらってるのにクレームを入れるなんて、どういうつもり?」「文句を言うなら自分で取りに行けばいい」と、相手の親に対して憤りの声が寄せられました。
プリントを届けるのって……負担だよね
『うちの娘が同じ立場で、プリントを持って行ってあげてた。不登校の男の子が久し振りに学校に来たら「○○(娘)は俺のことが好きだから毎日プリントを持ってきてくれる」とかクラスで言いだして、娘が泣いてしまった。それをきっかけに「一切関わらせないでくれ」と学校側に言ったよ』
『「やめたい」って言っていいと思う。わが子の友だちもやらされてた。同じ学年の子も大変だったのに、違う学年の子にそこまでしてあげなきゃいけないなんて、とんでもない』
一度や二度ならばいざ知らず、特定の子に毎日プリントを届けるとなると……なかなかの負担になるかもしれません。しかも相手の子から思いもしなかったような態度を取られてしまったら、もう二度と関わりたくないと思うのも無理はないでしょう。もちろん「届けてもらうから」と必要以上に卑屈になる必要はありません。しかし毎日プリントを持ってきてもらうことに感謝を忘れてはいけませんよね。
学校に抗議したほうがいいかも
ママたちの怒りは収まることを知らず、今度は担任の先生に対する憤りが湧きあがりました。
『学校に抗議しよう。「お留守だったのでポストに入れたんです。一旦帰宅して、帰宅されたか確認して再度届けろと? うちにも都合があります。相手のご希望には添いかねますし、負担も大きいので今後のお手伝いは出来ません。親切心の搾取はやめてください」くらい言っていいよ』
『「ポスト投函のダメな理由を教えてください。納得できる説明をお願いします。そもそも善意での手伝いで強制されるべきものではありませんよね? 説明をしていただけないようなら今後のお手伝いはお断りします!」と、私なら電話する』
相手の親の苦情を受けてお子さんに注意をしたのは、担任の先生です。それはつまり投稿者さんのお子さんの負担よりも、相手の親の理不尽なクレームを優先したと考えられても仕方がないでしょう。わが子が「もう届けるのはやめたい」とまで思っている以上、親としては見過ごせませんよね。担任の先生に詳しい事情を聞くためにも、一度電話を入れてみるのもいいでしょう。
学校側に"お世話係"を断ろう
『プリントを届けるの、やめていいよ! 班長だからって何でもお世話するのはおかしい。担任に電話して断ったほうがいいよ』
『お子さんは「登校班」の班長なだけでしょ。下校後まで他の子どもの世話をする係ではないよ。担任に話が通じないなら、学年主任や教頭へ。しっかり断ろう』
『相手の親にも学校にも腹立つわ。あくまでも善意で届けてるのにさ。投稿者さんの子も余計な気苦労かけられて気の毒だよ。「投稿者さんの子は都合の良いパシリじゃないわ!」って怒鳴りつけてやりたい』
今回の件でお子さんがダメージを受けているならば、学校に対して「もう届けるつもりはありません」とハッキリ宣言をしてもいいでしょう。そもそもお子さんがプリントを届けているのは善意の上に成り立っているはずです。お子さんが「嫌だ」と感じるのであれば、これ以上続ける理由はありませんよね。
お子さん、本当にお疲れさまだね
さて最後に投稿内のママたちからは、お子さんに対して労いの言葉もかけられました。
『投稿者さんの子どもは偉いね! 近所で班長だからって先生の言いつけを守る……なんて優しい子なの』
『そんな苦情があって嫌な目にあったなら、届けてあげる義理はない。親切心でほぼ毎日届けていて、怒られるなんてお子さんもショックだったでしょうね』
先生から頼まれたこととは言え、毎日プリントを届けるのはなかなか大変だったでしょう。しかも手渡しとなると、ポスト投函に比べて手間もかかったのではないでしょうか。だからこそママたちはお子さんに対して「お疲れ様」という気持ちが自然と出たのかもしれませんね。
親切心からの行動に対して苦情を入れられたら驚いてしまいますよね。お子さんも「もうやりたくない」と言っていることですし、学校側に連絡をして「もうしない」との旨を伝えてもいいのではないでしょうか。いずれにしてもお子さんがこれ以上ストレスを溜め込まないといいですね。
文・motte 編集・みやび イラスト・マメ美
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