◆ 「なによりもテンポが良い」
阪神は29日、神宮でのヤクルトとの試合に7−0で勝利。先発の村上頌樹が2勝目を挙げ、チームの連勝も3に伸びた。
村上は8回を2安打、7奪三振で無失点と圧巻の投球を披露。12日の巨人戦では7回をパーフェクト、22日の中日戦では完封でプロ初勝利を挙げたが、この試合でもヤクルト打線を無失点に抑え、開幕から25イニング無失点を継続している。
これで今季は3試合に登板して2勝負けなし。無失点を継続中とあって防御率は「0.00」と、まさに圧倒的な投球を披露している。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏も、村上の投球について「なによりもテンポが良い。ゾーンの中で勝負できるし、どの球をどこで投げれば抑えることができるというのが、自分のなかで見えてきているのかなと感じる」と現状を分析。
そのうえで、「テンポが良いと野手も攻撃に移りやすく、チーム全体に勢いができてくる。クセ球もあり、テンポも良い。点を取られていないのが納得できる投球だった」とリズムの良さを強調しながら、右腕の快投を称えた。
また、同番組に出演した解説者の斎藤雅樹氏も「左打者に対するインサイドの球が、コースを間違えないでしっかり投げれているし、球に力があるので他球団はしばらく打てないと思う。実際に対戦してみないと分からないことがあるので、映像だけでは対策できないところもある」と語り、レジェンド投手もさらなる活躍に太鼓判を押す。
岡田阪神はこれで今季最多タイの貯金4と好調をキープ。首位・DeNAになんとか食らいつくためにも、無双状態の24歳右腕の活躍に今後も期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』
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