中日がサヨナラ勝ち 根尾プロ初勝利逃すも好投、打撃でも本拠地沸かせる

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2023年09月18日 19:23  ベースボールキング

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7回途中で降板し、立浪監督(右)に言葉をかけられる中日・根尾 (C)Kyodo News
○ 中日 8x − 7 広島 ●
<23回戦・バンテリンドーム>

 中日はサヨナラ勝ちで借金30の危機を回避。「9番・投手」で先発出場した根尾昂投手(23)が、投打両面で本拠地を沸かせた。

 今季初登板となったの根尾は初回、二死二塁と得点圏に走者を背負うも4番・堂林を中飛に退け無失点スタート。2回は内野ゴロ3つでテンポ良く3者凡退で終え、3回は二死から1番・秋山を、この日最速タイの149キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

 4回は一死から小園に初被安打となる二塁内野安打を許したが、後続を冷静に退け無失点継続。3点リードの5回は先頭打者の出塁を許したが、最後は7番・田中を一直での併殺に仕留め勝利投手の権利を得た。

 打撃でもファンを沸かせた。4回の第2打席に痛烈な右前打を放ち今季初安打をマーク。6回の第3打席は遊撃・小園の好守に阻まれたが、三遊間へ安打性の鋭いゴロを放ち場内のどよめきを誘った。

 6回まで無失点と好投を続けていた根尾は、6点リードの7回も続投。敵失絡みで一死満塁のピンチを招き、6番・マクブルームの二ゴロの間に1点を失った。続く田中に四球を与え、再び満塁にしたところで降板。98球の力投にファンから労いの拍手が送られた。

 しかし、あとを継いだリリーフ陣が誤算。藤嶋、齋藤、清水の3投手が揃って適時打を許し、この回だけで一挙6失点。根尾のプロ初勝利の権利は消え、今季初登板の結果は7回途中4安打4失点(自責点0)、2奪三振3四球となった。

 9回は7番手の松山が、自身の失策絡みで勝ち越し点を献上。それでもその裏、二死無走者で4番・ビシエドが、起死回生の6号ソロを左翼席へ運び試合は延長戦に入った。

 そして11回裏、中日打線は先頭からの3連続四球で無死満塁とし、3番・カリステの右前適時打でサヨナラ勝ち。根尾の今季初登板試合を勝利で飾り、白星は8番手の勝野につき今季5勝目(2敗)を手にした。

このニュースに関するつぶやき

  • 何かと暗いニュースばかりの中日にあって、唯一の明るい話題ですね。もっと守備もしっかりして、根尾に初勝利の権利をプレゼントしないと駄目でしょう。
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