トム・ハンクスは、宇宙へ行くためならトイレ掃除でもなんでもするという。
ハリウッド俳優のトムは以前、2800万ドル(約41億4000万円)という途方もない金額を払ってまで参加したくなかったため、アマゾン共同創業者ジェフ・ベゾスからのブルーオリジンの飛行招待を断り、代わりに「スター・トレック」のウィリアム・シャトナーが搭乗した。しかし今、トムは宇宙へ行くためならなんでもすると明かしている。
トムはデイリー・テレグラフ紙にこう語った。
「月との往復で食事を提供し、ジョークを言う担当をしたい」
「もし空きがあるなら、掃除をし、ジョークを言い、話をし、みんなを楽しませる係になるね。僕は部下になる。今すぐ申し込むよ」
「いい考えかもしれない。僕が全部やる。トイレも掃除する。料理を出す。服をたたむ。荷物を収納する。そうすれば、他の人たちは自由にほかのことができる」
また、人類が初めて月面に降り立った歴史的な日について、当時13歳だったトムはこう語った。
「1969年7月20日、人類の歴史が転換する時に生きていることを強く認識しながら、僕は想いに耽った」
「僕らは今、人類が月面に着陸したときに生きていた世代なんだ。ブルックリン橋の建設やリンドバーグの飛行に対して人々が抱いたのと同じように、僕は月に行くことについて同じように感じていた」
一方、トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」で、ウィリアムの前に飛行に誘われたのは本当かと聞かれ、「まあ、そうだね」「2800万ドルとかするんだ。ジミー、僕はうまくやってるよ。でも2800万ドルも払えない」とトムは答えた。
当時90歳だったウィリアムは、2020年10月に3人のクルーとともに有人宇宙船「ニューシェパード」のNS-18ミッションに参加し、宇宙へ旅立った最高齢の人物となった。
同自律型宇宙船は6人乗りのスペースがあり、「宇宙飛行士と研究用の積荷を国際的に認知された宇宙の境界線であるカーマン・ラインを越えて飛行する」ように設計されている。
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