高速鉄道TGV、複数路線で破壊行為　ユーロスターも減便

フランス国鉄（SNCF）によると、高速鉄道TGVの複数の路線で7月26日朝から破壊行為が発生し、運休などの大きな影響が発生している。

路線により復旧は7月29日以降となる見込みで、可能であればTGVの利用を延期するよう求めている。パリとリールやボルドー、ストラスブールなどを結ぶ路線にある信号設備が火災により損傷した。

この影響は、ロンドンとパリやブリュッセルなどをつなぐ高速鉄道ユーロスターにも出ている。イギリス・ロンドンの発着駅であるセント・パンクラス駅では、電光掲示板にキャンセルの文字がほぼ半数の列車に表示されていた。パリとリールを結ぶ高速線が影響を受けていることから28日まで25％の減便を発表しており、迂回のため所要時間が最大1時間半長くなる見通し。