うぉ!? え!? 部屋、汚っ!! ベッドの上には、脱ぎっぱなしの洋服に、ゴミ箱にはゴミが満タンの状態です。紙パックのジュースや、飲みかけのペットボトルまでおきっぱなしのありさまです。
ゴミ箱の中身を大きなゴミ袋に移し替えていると、中からある紙が落ちてきました。「えっ……何……これ……」
レナったらローンを組んでまで脱毛サロンに通っていたなんて……しかも大切な明細を捨てちゃってるし。それに捨てるにしても、破ることなくそのまま捨てるとかズボラすぎでしょ……。
しかし、それよりも……こっそりと室内に干してある下着が気になりました。洗濯物で見たことがない下着。レナが自分で手洗いでもして干しているのでしょうけれど、ただの下着ではなさそうです。
昨日「バイトに行く」と言って家を出たレナが帰宅したのは、なんと翌日の夕方でした。
|
|
そんなレナの部屋で見つけてしまったのは、脱毛サロンのローンの明細書や高額な補正下着。
バイトをしているとはいえ、本業は大学生。支払いが困難なときだってあるはずです。一体毎月いくら返済しているのでしょうか。
レナが知らず知らずのうちに借金まみれにならないためにも、現在の状況を把握しておく必要があるでしょう。
【第3話】へ続く。
|
|