江原啓之「傷ついたときは、『今日も磨かれたなぁ』と思いましょう」その深意は？

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。

5月5日（日・祝）の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之

＜リスナーからの相談＞
私は今、介護施設の看護師として働いています。江原さん、協子さんのおかげで、私は毎日を感謝して過ごすことの大切さを知り、実践しています。しかし、実践すればするほど、今度は周りの人の愚痴や悪口、不平不満、傷つくような言葉が聞こえてきたときに、耳を塞ぎたくなるような気持ちになります。

心身にも不調が出ており、今の職場に行くことが「自分を大事にする」ことにつながっていない気がしています。江原さんや協子さんなら、こんなときにどうやって乗り越えられますか？

＜江原からの回答＞

江原：ちょっと深刻ですね。

奥迫：そうですね。相談者さんは毎日感謝して過ごしているけれど、周囲の人たちの悪い言葉が耳に入ってきて、自分の不調につながってしまっているのですね。優しい方だなぁと思います。そういう言葉って、どこにでもあるじゃないですか。私だったら、そういう言葉が聴こえてきたら、ニコっとしてその場を立ち去ります。いつもニコニコして、「ありがたいな」と思っていると、そういう（悪い言葉を言わない）方たちが周りに集まってくるので、あまり悪いことを言う人たちに会わなくなっていくんですよね。

江原：介護のお仕事じゃなくても、どこに行っても、こんな言葉はいくらでも聞こえてきますよね。テレビをつけても聞こえてきますし、その都度傷ついていても仕方がない。

私からは「傷つくかどうかは、自分の心に映す」と申し上げます。自分の心に思い当たることがあると、人から言われたことが引っかかってしまうんですよ。自分自身の内面を見ればいいのです。言ったその人が悪いのではなく、「なんで（人の言った悪い言葉が）自分に引っかかったんだろう？」と考えましょう。「自分にも思い当たることがある。耳が痛いなぁ」ということなのかもしれません。

奥迫：なるほど。だから気になるんですね。思い当たる節がなければスルーしてしまいますものね。

江原：そういうことです。思い当たることがあると「気」がいっちゃうんです。そうでなければ「気」にならない。人間はみんな鏡みたいな存在です。そこに「何が映るのか」なんです。人の悪口のなかに、自分にも思い当たることがあると、（自分という鏡にそれが）映ってしまうので、苦しくなってしまうのです。ということは、それは環境が悪いということではないのかもしれません。「いけない、自分もそういうところがあるな」という気づきを得たわけで、要は「人の振り見て我が振り直せ」という話です。「教えてもらえて感謝」という気持ちでいれば良いでしょう。そうした環境にいると、自分が磨かれます。「磨く」というのは、小さな傷をつけていくから磨かれるわけでしょう？ だから傷ついたときには「今日も磨かれたなぁ」と思いましょう。

そして、そういう環境を受け入れるというだけでは暗いですよね。「笑う」というお祓いが足りません。嫌なことを言われても「あはは！ 言われちゃった〜！」という態度でいましょう。そして誰かが嫌なことを言ったなら、心のなかで合いの手を入れてしまいましょう。「○○さん、私はもう嫌だわ……」と愚痴を言われたら、心で「あらよっと！ はい、もう1つ〜！」なんて合いの手を入れると、おかしくなってくるでしょう？ そうすると笑えてくるから、ニコニコしますよね。

奥迫：なんだか楽しい気分になって、ニコニコしますね。そういうふうにしていると、愚痴や悪口が気にならなくなるし、周りにもニコニコしている人が集まってきますよね。

江原：そういうことです！ 自分が空気清浄機になると、その空間がいつも明るくなるんです。そうすると楽しい職場になります。そういうことを学んでいただけたらと思います。

江原啓之、奥迫協子

●江原啓之　今夜の格言
「楽しい職場はありません。職場は“楽しくするもの”なのです」

＜番組概要＞
番組名：Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時：TOKYO FM／FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者：江原啓之、奥迫協子

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