中上貴晶、セットアップの変更で「フィーリングは良くなった。決勝はさらに一歩前進できる」/第5戦フランスGP スプリント

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2024年05月12日 07:50  AUTOSPORT web

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中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第5戦フランスGP 2日目
 5月11日、2024年MotoGP第5戦フランスGP MotoGPクラスの土曜日セッションがル・マン-ブガッティ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は予選で19番手を獲得し、スプリントレースは16位となった。

 初日は昨年同様にリヤのスピニングに悩まされ、さらにコーナーの進入においても接地感が弱いことからパフォーマンスを存分に発揮できなかった中上。そのため、初日は1分32秒台の壁を越えることが出来ず、トップから1.7秒差の総合22番手と最下位に沈む結果となった。

 しかし、土曜日の午前に行われたフリー走行2回目では、序盤から1分31秒台に突入させて自己ベストを更新した。このセッション中はフロントに新品のソフトタイヤ、リヤにユーズドのソフトタイヤの1セットのみを使用。終盤には1分31秒692までタイムを縮め、ホンダ勢最上位の18番手で終えて予選に挑んだ。

 続いて行われた予選Q1はフロント、リヤともに新品のソフトタイヤで一度目のアタックを遂行すると、自己ベストを0.008秒更新する。さらに、リヤのソフトタイヤのみを新品に履き替えて二度目のアタックに向かうと、1分31秒274まで縮めることに成功させた。開幕戦カタールGPに次ぐ、今季自己ベストタイの19番グリッド獲得となった。

 午後のスプリントでは、ほとんどのライダーがハード/ソフトのタイヤを選択し、中上も同様のタイヤを選択。スタートではやや出遅れ、オープニングラップは20番手で終えた。その後、早々にアウグスト・フェルナンデス(レッドブルGASGASテック3)を交わすと、18番手まで浮上。中盤以降は前方を走るライダーの転倒もあり、11周目には16番手まで順位を上げ、最後はそのままチェッカーを受けた。

 スプリントではセッティングを変更したことで、マシンバランスも改善してやや手応えがあったようだ。そのため、後方ながらも安定したペースを刻み、しっかりと完走を果たした。まだ課題は残っているが、日曜日の決勝では今季3度目、そして2戦連続でのポイント獲得に向けて準備を進めていく。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選:19番手、スプリント:16位)
「マシンのセットアップにいくつかの修正を加えたので、フィーリングは良くなりました。スプリントでは、ベストを尽くして一定のペースを保ちました。決勝レースに向けては、さらに一歩前進できると思っています」

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