「天性の才能があり、とてもうまくやっている。そして今、彼の天井を知ることは不可能だ」とカルロ・アンチェロッティ監督から絶賛を受けたのは、19歳の“トルコの至宝”だ。昨夏にフェネルバフチェから移籍金2000万ユーロ（約31億円）で加入したものの、複数回の負傷により大幅に出遅れることに。ただ、今年1月のデビュー以降は、限られたプレータイムで徐々にポテンシャルを発揮。シーズン4度目の先発出場となった、11日のラ・リーガ第35節グラナダ戦では1得点を記録した。ここまで公式戦10試合・プレータイム322分ながら3得点を記録するなど、その才能の可能性は計り知れない。
グラナダ戦後、試合を振り返ったギュレルは「僕たちは可能な限り最善の準備をしてきた。レアル・マドリードは常に勝利に飢えているクラブで、今日は明確な勝ち点3を収めたね。ただ、ライバルの降格が決定していたから、お祝いは最小限にとどめることにした」と告白。さらに、「これまでと同じように、僕たちはベストコンディションを維持することに努め、いつものようにトレーニングを続けていく」と語った。
また、今夏に複数クラブからレンタル移籍を打診される可能性があると報じられる中、スーパースターがひしめくレアル・マドリードでの競争については「今、とても自信に溢れているんだ。ラ・リーガにも、チームにも100パーセント適応していると言える。とても幸せだし、もっと良くなると確信しているよ」と手応えを語っている。
今シーズンも残すところ4試合となったが、ギュレルはさらなるインパクトを与えることはできるのだろうか。今後の活躍から目が離せない。
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