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働きやすく仕事は楽な一方、成長のチャンスがなく収入も上がらない「ゆるブラック企業」。働く女性のうち、2人に1人(50.1%)がそうしたゆるブラック企業で働いたことがあると、キャリアデザインセンター(東京都港区)が発表した調査結果で分かった。
勤務先をゆるブラック企業だと感じたポイントの1位は「給料がずっと変わらない」(76.7%)。「ずっと昇進・昇格できない」(56.5%)、「スキルが身につかない」(53.9%)が続いた。
勤務先がゆるブラック企業だと感じた結果、どうしたかについて最も回答が集まったのは「退職した」(31.2%)で、2位の「転職した」(30.4%)と合わせて、6割超が離職していた。その一方で「特に何もしていない」と回答した人も20.6%いた。
●約1割が「働きたい」と回答、理由は「定時で帰りたい」
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ゆるブラック企業で働きたい人は「どちらかというと働きたい」(11.0%)、「ぜひ働きたい」(2.2%)と合わせて、1割超いた。働きたいと回答した人からは「定時で帰りたい」(96.7%)、「ブラック企業で働くよりマシ」(72.1%)、「仕事でプレッシャーを感じたくない」(67.2%)といった意見があった。
一方で「あまり働きたくない」(41.5%)、「まったく働きたくない」(34.1%)と回答した反対派の方が圧倒的に多かった。働きたくない理由の1位は「年収を上げたい」(69.7%)。以下は「やりがいのある仕事がしたい」(55.4%)、「人生の時間を無駄にしたくない」(45.7%)が続いた。
働く女性463人を対象に、インターネットで調査した。期間は4月3〜14日。
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