バニャイアが今季3勝目。ドゥカティのカタルーニャ勝利はロレンソ以来6年ぶり/第6戦カタルーニャGP

0

2024年05月26日 22:00  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)
 5月26日、2024年MotoGP第6戦カタルーニャGPの決勝レースがバルセロナ-カタロニア・サーキットで行われ、MotoGPクラスはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が優勝を飾った。

 決勝レースは気温25度、路面温度47度のドライコンディションで行われた。ホールショットを奪ったのはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)で、2番手にペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)が続く。

 3番手はブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)だったが、10コーナーでホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)にかわされ、3番手がマルティン、4番手がビンダーとなった。ポールポジションスタートのアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)は、昨日に続き、序盤は後退して5番手につける状況である。

 バニャイアの背にぴたりとアコスタがつけ、さらにマルティン、ビンダーが続く。4周目、マルティンがアコスタを10コーナーでパスした。マルティンが2番手に浮上し、アコスタは3番手に後退する。マルティンはバニャイアをもとらえ、トップに浮上した。

 6周目、アコスタがバニャイアをかわして2番手に浮上。トップがマルティン、2番手がアコスタ、3番手がバニャイアというトップ3に、ビンダーが続く状況となる。8周目に入るとマルティンとアコスタが抜け出し、バニャイア、ビンダーは二人から遅れていった。

 しかし11周目、2番手を走行していたアコスタが10コーナーで転倒を喫する。この転倒により、バニャイアが2番手に浮上し、4番手だったアレイシ・エスパルガロが3番手に浮上した。アコスタはレースに復帰している。

 レース中盤の12周目、ラップタイムを落とすビンダーをかわして5番手に上がったのが、14番手からスタートしたマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)である。このとき、トップはマルティン、2番手はバニャイア、3番手がアレイシ・エスパルガロで、4番手がラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)という4人がマルク・マルケスの前を走っている状況だった。

 18周目、マルク・マルケスがラウル・フェルナンデスをかわして4番手に浮上すると、さらに、0.2秒前を走るアレイシ・エスパルガロを追う。22周目、マルク・マルケスは残り3周でアレイシ・エスパルガロをとらえて3番手にポジションを上げている。

 一方、トップ争いも接戦となっていた。バニャイアがマルティンとの差を詰めたのだ。バニャイアは19周目の5コーナーでマルティンをオーバーテイクして、トップに立った。ペースをキープするバニャイアは、マルティンとの差を広げていく。

 終盤にトップに立ったバニャイアは、最終的に2番手との差を1.7秒に広げて優勝を飾った。ドゥカティがカタルーニャで優勝するのは、2018年のホルヘ・ロレンソ以来である。2位はマルティンが獲得。3位は最後までマルク・マルケスとアレイシ・エスパルガロによって争われたが、マルク・マルケスがポジションを守り、3位を獲得した。

 0.052秒差で惜しくも4位となったのはアレイシ・エスパルガロ。5位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPレーシングチーム)だった。

 転倒を喫したアコスタはポイント圏内の13位。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)は9位で、日本メーカー勢として最上位だった。中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)は14位で、これがホンダ勢として最上位である。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定