24年の上半期GIは史上初“11戦全て異なるジョッキー”が勝利中 宝塚記念は8人にチャンス?

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2024年06月17日 12:15  netkeiba

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グランプリ連覇を狙うドウデュースと武豊騎手(撮影:下野雄規)
 2024年の上半期GIも残すところ今週末の宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)で最後。そこで、ここまでの戦いを制したジョッキーたちに目を向けてみると、若手の台頭や中堅の意地、大ベテランの貫禄勝ちなど様々なドラマが生まれていた。ただそれだけではなく、上半期の11戦全てが異なるジョッキーによる勝利という珍しい現象が起きていた。

 振り返ると、フェブラリーSでは藤岡佑騎手の約6年ぶりGI制覇から始まり、桜花賞は短期免許のモレイラ騎手が勝利。天皇賞(春)とヴィクトリアマイルではそれぞれ菱田騎手と津村騎手の2人がGIジョッキーの仲間入りを果たした。そして日本ダービーでは横山典騎手が約7年ぶりのGI制覇、その翌週はスポット騎乗のマクドナルド騎手が安田記念制覇と、実に幅広いジョッキーたちが名を連ねた。

 今年の宝塚記念出走馬の中で今年GIを勝利していないのはカラテの岩田望騎手、シュトルーヴェのレーン騎手、ソールオリエンスの横山武騎手、ディープボンドの幸騎手、ドウデュースの武豊騎手、プラダリアの池添騎手、ブローザホーンの菅原明騎手、ヤマニンサンパの団野騎手で計8人。年始から安田記念まで異なるジョッキーが勝利したのは、ヴィクトリアマイル&大阪杯がGIに加わり「11戦」となってからは史上初の出来事。今回でその記録は途切れるか、「12」に伸ばし下半期に繋がるのか。そういった視点で楽しむのも春のドリームレースの醍醐味だ。

【24年JRA平地GIの勝利騎手(勝ち馬)】
・フェブラリーS:藤岡佑介騎手(ペプチドナイル)
・高松宮記念:坂井瑠星騎手(マッドクール)
・大阪杯:横山和生騎手(ベラジオオペラ)
・桜花賞:J.モレイラ騎手(ステレンボッシュ)
・皐月賞:戸崎圭太騎手(ジャスティンミラノ)
・天皇賞(春):菱田裕二騎手(テーオーロイヤル)
・NHKマイルC:川田将雅騎手(ジャンタルマンタル)
・ヴィクトリアマイル:津村明秀騎手(テンハッピーローズ)
・オークス:C.ルメール騎手(チェルヴィニア)
・日本ダービー:横山典弘騎手(ダノンデサイル)
・安田記念:J.マクドナルド騎手(ロマンチックウォリアー)

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