ヤマハ:クアルタラロ「電子制御のテストで課題が見えた」好スタートのガードナーは20位/第9戦ドイツGP スプリント

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2024年07月07日 08:50  AUTOSPORT web

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ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第9戦ドイツGP スプリント
 7月6日、2024年MotoGP第9戦ドイツGP MotoGPクラスのスプリントがザクセンリンクで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロは13位、代役参戦のレミー・ガードナーは20位で終えている。

 クアルタラロは、初日のプラクティスでわずか0.123秒差でトップ10入りを逃し、ダイレクトQ2進出を逃していた。その悔しさをバネに望んだ予選Q1では、2度目のアタックで自己ベストの更新に成功。3周連続でタイムを更新して1分20秒310まで縮めたが、予選Q2進出とはならず、14番グリッドが確定した。

 アレックス・リンスの代役として参戦しているガードナーは、久しぶりのMotoGPマシンということもあり、初日はマシンへの適応に時間を割いた。少ない時間でも順調に適応させており、予選Q1でも序盤から自己ベストを更新する1分21秒297をマーク。しかし、後半はさらにタイムを縮めることはできず、22番手となった。

 午後のスプリントでは、クアルタラロとガードナーのふたりともタイヤはハード/ソフトを選択。クアルタラロはスタートでひとつ順位を上げるが、2周目にペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)に先行を許し14番手、さらに翌周には15番手へと後退する。一方のガードナーも好スタートを決めて早々にいくつか順位を上げるが、翌周には最後尾へと順位を戻してしまう。

 クアルタラロは15番手、ガードナーは22番手を終盤までキープしていた。すると、残り3周でアコスタがコースオフしたことにより、ふたりはひとつずつ順位を上げることに。さらに最終ラップ、クアルタラロはラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)を捉えて13位でフィニッシュ。

 また、ガードナーもチェッカー間際にジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)を交わして21位で終えている。ポイント獲得には及ばなかったが、最終ラップにふたり揃ってオーバーテイクを披露し、追い上げを見せた。

■ファビオ・クアルタラロ(予選:14番手、スプリント:13位)
「今日は電子制御システムについて、さまざまなことをテストした。スプリントでは集団の後ろについて走るなかで、改善すべき課題が見えてきたよ。残念ながら、これをすぐさま解決することはできそうになかったけれど、常にトライは続けている。このコースでは難しいということもわかっているんだ」

■レミー・ガードナー(予選:22番手、スプリント:20位)
「スタートが非常にうまくいって、おそらく1列分くらいは詰めることができたと思う。でも1コーナー進入でブレーキングを十分に遅らせることができず、その間に(ジョアン・)ミル選手と(ヨハン・)ザルコ選手に抜かれてしまった。正直に言うと少し臆病になっていたんだ。なんとか遅れを取り戻そうと5コーナーで仕掛けたけれど思うようにいかず、そのあとさらに(ステファン・)ブラドル選手にも抜かれてしまった」

「初めの5ラップくらいまでは爆発力みたいなものが足りなかったと思っているよ。終盤になると少し調子が上がったけれど、その頃には差が広がり過ぎていたんだ。スプリントの15ラップのなかでたくさんのことを学び、データを集めることもできた。明日は気持ちが変わり、ストーリーも変わってくると思っているよ」

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