この「自販機」どこかが変だ… ボタン押すと家のインターホンが鳴るミステリアス仕様

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2024年08月23日 05:20  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

サントリーが企画したミッションクリア型リアルイベント「あの夏休み自販機」が24日から都内某所で開催される。いち早く同イベントを体験した記者が、その感想をまとめる。

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■自販機が起点になる

都内の一軒家を借り切って行われる同イベント。記者が集合場所に到着し、運営者の指示通り「怪しげな自販機」のボタンを押すと、何故かインターホンのチャイムが鳴り響く。

困惑する記者陣。しばらくすると、「あら、いらっしゃい。暑いからあがっていってよ」と謎のオカン(以下、オカン)が登場し、集まった記者たちは状況を飲み込めぬまま玄関に案内された。

オカンは「(息子の)カツヤはもう戻る」としきりに言っており、我々を小学4年生の少年・カツヤ君の同級生とどうも勘違いしているらしい。

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■ミステリアスな一軒家

室内には、不思議な世界が広がっていた。旧型の薄型テレビ、使い古された扇風機、MDコンポに、4人で球を撃ち合うレトロな玩具や当時の携帯ゲーム機まであり、室内カレンダーは2004年で止まったままだ。

そんな子供部屋に通された記者陣の元に、ジュースを持ったオカンがやって来る。

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■懐かしのワンシーン

お盆の上には懐かしいデザインのグラスに『なっちゃん』『C.C.レモン』が注がれており、洗濯物を取り込みながら「これ飲んで待ってて。お代わり欲しかったら言ってね」と。

しかし、この部屋に当のカツヤ君はおらず、所々に奇妙な形跡が残っていて──。

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■オチに感激する記者も…

サントリーが仕掛けたのは、一軒家をフル活用したタイムスリップ系のリアルイベントだ。

オカンのセリフ、カツヤ君の記したメモ、掲示物、展示物にあらゆる伏線が張られており、エンディングには衝撃的な伏線回収が待っている。

初対面である記者陣同士も気づけば協力し合い、笑顔で言葉を交わしながら謎解きを進めていった。詳細や結末はここでは明かせないが、みな最後感動の表情を浮かべていたことからも、イベント全体の高い完成度がわかるだろう。

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■あの日を「飲料を通して追体験」

参加記者からは「今まで取材した発表会、イベントで一番面白かった」という声もあった。

仕掛け人であるサントリー食品インターナショナルのブランドマーケティング本部・伊藤正明氏は、「今回、原点にあったのが『小学生の頃、友達の家で飲んだジュースってすごく美味しかったよね』という誰もが体験した思い出。その時の記憶を、飲料を通して追体験できる企画を作りたい、と動き出したプロジェクトでした。特定の商品をPRするわけではなく、“サントリー、面白いことやってんなぁ”という印象を残せれば嬉しいですね」と狙いを明かす。

一般公開は24日〜31日で各日7部構成だが、 事前予約は全枠埋まっており現在キャンセル待ちの状態。キャンセル待ち人数は約8,000人(22日18時現在)とすでに大反響を呼んでおり、今後第二弾、第三弾の展開があるのか注目したい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)
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