<仮説>家族仲が良ければ子どもの頭も良い?偏差値の低い高校から高い大学へ進学した娘が気付いたこと

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2024年09月04日 09:30  ママスタセレクト

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みなさん、家族仲はよいですか。仲がよい家族のもとで育った子はどんな子に育つのでしょうか。家族の温かい愛に見守られ、すくすく育っていくのでしょうか。それとも家族仲の良し悪しは関係ないでしょうか。ママスタコミュニティにもあるママから、こんな投稿が寄せられました。
『先日大学生の娘が「大学に入ったら、友達みんな家族仲がよい」と言っていました。娘は偏差値51の私立高校出身で、現在は偏差値60ほどの私立大学へ通っています。高校が普通の学校に通っていた娘曰く、「大学へ行くと周りのみんなの家族仲がよくてびっくりした」と言います。そこでふと偏差値の高い高校はやっぱり周りの友達も家族仲がよいのかなと疑問に思いました。家族仲と偏差値って関係あるんですかね?』
投稿者さんの娘さんは大学生。勉強をがんばったため、高校生時より偏差値を大幅アップさせて大学に入学ができたようですね。娘さんの高校には親と仲が悪かったり夫婦仲が悪かったり、親が過干渉で家に帰りたくないと言う子がいたりしたそうです。しかし大学の同級生では夫婦仲がよい家庭の子が多く、投稿者さんは「家族仲良しだと学歴がよくなるのでは?」と仮説を立てたようです。たしかに家族仲のよい家庭のほうがのびのび勉強もできそうですが、ママスタコミュニティのママたちはどう答えたのでしょうか。ママたちの声を紹介します。

家族仲が悪くても勉強ができた人もいる


『私の話だけど、家族仲良くなかったけど、学校の自習室や図書館の学習室に入り浸って勉強していたから偏差値は高かったよ。私立高校で課題や補習や模試もたくさんあったから、生徒みんなが頑張れた環境もあるかも』
『息子の友達は家族の仲が悪くて、上3人の兄がグレているのを見て育ったからか、めちゃくちゃ努力して頭いいよ。親が高校も大学も行かなくていいって言う親だったけれど、どうしても大学に行きたくて成績優秀の枠で高校も大学も行っている。家庭環境悪い子は賢いと自立する努力をするんだって思った』
『義実家みんな高学歴だけど、親子もきょうだいもみんな仲悪いよ』
こちらのママたちは、夫婦仲が悪くても勉強をがんばる子はがんばると経験上感じているようです。なかには家庭環境が悪い現状を打破したくて、勉強をがんばって偏差値の高い学校への合格の切符を手に入れた子もいました。たしかに親の反面教師で勉強をがんばり、逆境をバネにできる子もいるでしょう。

家族仲がよいほうが、子どもは勉強ができるようになる


『そりゃ関係あるよね。家庭環境が悪い子に勉強ができる子は少ないと思う』
『家族仲が悪い→グレる→勉強できないが王道ルートだからね』
『もちろん例外もいるし、きょうだいでかなり差がある人もいるんだけど、おおむね家族仲と偏差値は関係あると思う』
こちらのママたちは、おおむね投稿者さんの仮説は間違っていないと感じているようですね。なかには、中学受験の学習塾の先生から「夫婦が不仲の家庭よりも、夫婦円満の家庭のほうが受験の合格率は高くなる」と指摘を受けたママもいました。たしかに夫婦が頻繁に喧嘩しているような家庭では、子どもは勉強どころではないですよね。

家族仲良しだとなぜ子どもの教育にいいのか?

『家族仲がよいということは、旅行等の外出や日頃の会話も多いと思う。外出や会話が多ければその分、刺激になることも必然的に増えるし環境はいいよね。旦那はわりと高学歴。よい環境をうまく活かした子が賢くなるんだろうね』
『単純にストレスが少ないほうが脳が活発だからだよ。家族仲のせいで常に脳が萎縮していると学びも定着しにくい』
『頭のいい人のほうが包容力というか周りを見て気遣いできる人が多いってことじゃないかな。高偏差値の子どもの学校は、通った公立小より家族仲がいい印象はある』
また投稿者さんの仮説が正しいとして、家族仲良しだとなぜ子どもの学力が高くなるのかの理由を考えてくれたママもいました。家族仲がよいと自ずと家族間の会話が増え、脳によい影響を与えるといった意見や、ストレスが少ない分勉強へのプレッシャーを乗り越えられるといった意見も寄せられました。あくまでもママの見解ですが、どれも一理ありそうですよね。

さらにこども家庭庁の「こども1万人調査」では、家庭への満足度が低い子どもは(学校や地域への満足度が低い子どもと比較して)相対的に幸福度が低いという結果が出ています。そして家庭満足度においては、「お金」や「家族仲」が重要な位置を占めていることもわかりました。

家族仲と偏差値の相関関係はありませんが、子どもの幸福を第一に考えるのであれば、家族仲良しであることに越したことはありませんね。もし夫婦喧嘩になってしまったときは、子どもの前ではなるべくしないようにするなど配慮することも大切かもしれません。それが子どもの家庭への居心地の良さにつながり、子育てにもよい影響を与えてくれるのではないでしょうか。
参考:こども家庭庁「こども一万人意識調査 報告書」
文・安藤永遠 編集・有村実歩 イラスト・マメ美

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