オランダとドイツの“強豪国対決”は2−2ドロー…互いに持ち味を発揮する白熱した一戦に

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2024年09月11日 05:56  サッカーキング

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オランダとドイツの一戦は2−2ドロー [写真]=Getty Images
 UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグA・グループ3の第2節が10日に行われ、オランダ代表とドイツ代表が対戦した。

 オランダ代表、ドイツ代表、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表、ハンガリー代表の4チームが所属するリーグA・グループ3。7日に行われた第1節では、オランダがボスニア・ヘルツェゴビナを5−2で下し、ドイツがハンガリーを5−0で破っている。ホームで連勝を狙うオランダのロナルド・クーマン監督は、主将フィルジル・ファン・ダイクやライアン・フラーフェンベルフらを先発に配置。対するドイツのユリアン・ナーゲルスマン監督は、ジャマル・ムシアラやフロリアン・ヴィルツなどをスタートから起用した。

 試合は、開始早々の2分にオランダがスコアを動かす。GKバルト・フェルブルッヘンが前線にフィードを送ると、最前線のブライアン・ブロビーが胸でフラーフェンベルフにワンタッチパス。DFラインの背後に走り込んだタイアニ・ラインデルスへボールが渡り、GKとの1対1を冷静に制して流し込んだ。

 先制を許したドイツも、12分にハーフライン付近からパスカル・グロスが大きく右サイドに展開。ライン際のヴィルツにボールが渡ると、中央のスペースをフリーで駆け上がってきたカイ・ハフェルツにパスを出す。そのままボックス内で右足を振り抜くが、GKフェルブルッヘンによって防がれてしまった。

 直後の14分には、オランダが右サイドの浅い位置でフリーキックを獲得。シャビ・シモンズのクロスをデンゼル・ダンフリースが頭で叩いたものの枠外へ。21分には相手コーナーキックの流れから、フラーフェンベルフがダイレクトでX・シモンズにロングパスを供給。高速カウンターでドイツのゴールに迫るが、裏に抜けながら放ったシュートはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの正面に飛んだ。

 そんななか、38分にドイツが試合を振り出しに戻す。前線からプレスをかけたハフェルツがボールを奪い、デニズ・ウンダフを経由してボックス内のヴィルツにパスが渡る。相手に当たって枠へと向かったシュートはGKに弾かれるが、こぼれ球にウンダフが反応。確実にネットを揺らし、相手のミスからドイツが同点に追いついた。

 45分にはオランダにアクシデントが発生する。左サイドバックとして先発したナタン・アケが、左ハムストリングを痛めて負傷交代。クーマン監督は代わりにユリエン・ティンバーをピッチへ送り込んだ。

 すると、前半アディショナルタイムにドイツが逆転弾を奪取。右サイドで細かくパスを繋ぎ、ロベルト・アンドリッヒが逆サイドへとピンポイントのクロスを送る。ペナルティエリア内の大外に走り込んできたダヴィド・ラウムがダイレクトで折り返し、手前でウンダフが潰れて流れたボールにヨシュア・キミッヒが反応。ドイツが前半でゲームをひっくり返した。

 逆転されたオランダだったが、後半の立ち上がりから反撃を開始。51分に相手ボックス手前でプレスをかけボールを奪い、X・シモンズがブロビーにスルーパスを流す。体を張ったキープでDFを背負い、振り向きながら左足で折り返しを供給。フリーで待ち受けていたダンフリースが押し込み、スコアは再び同点となった。

 その後も互いに得点を狙ったものの、そのままスコアは動かず2−2で終了。強豪国同士の一戦はドローとなった。次節は来月11日に行われ、オランダはアウェイでハンガリーと対戦。ドイツはアウェイでボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する。

【スコア】
オランダ代表 2−2 ドイツ代表

【得点者】
1−0 2分 タイアニ・ラインデルス(オランダ代表)
1−1 38分 デニズ・ウンダフ(ドイツ代表)
1−2 45+3分 ヨシュア・キミッヒ(ドイツ代表)
2−2 51分 デンゼル・ダンフリース(オランダ代表)

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